5/28(土)劇中歌WSレポート

2022年5月29日

青頭巾の女は商社チームに追い込まれ、なんとか逃げようとしていたが、
青年・杉作が仲間としてついていこうとする。

そうこうしていると、さらに青頭巾の女を引き止める人物がやってくる。
1幕冒頭でテキヤとして縄張り争いをしていたユリアだ。
青頭巾の女がユリアに嘘をついていたことがわかり、さらにはサギのオイチョカブ
と呼ばれていることも突き止めた。

その青頭巾を退治しようと、坊主を連れて来たのである。
坊主の言い分としては「青頭巾」は上田秋成の小説の登場人物で、
すでに先祖が退治しているということであった。

まあ、一応唱えてみっけど

と、女を退治する作戦に出る。
がしかし、女には通用しない。
パッ! と桃色のパンツをひらめかしてさらにタンカを切る。

青頭巾.jpg

青年の後押しも加わって、なかなか手強い青頭巾の女。
この強さはザクロのせいだ、と和尚の指示で、ザクロの木は切られてしまう。

この勝負の中、商社の女が駆け込んでくる。
「あの人が、首吊りました」 !!!

この「あの人」とは、杉作の兄のこと。
商社チームは顔色を変えて駆け出す。

そんななか、女は切られたザクロに駆け寄る。
弟をそこに埋め、ザクロの実がなるころを待っていた女にとっては
この木が切られることは痛い。

兄のもとへと向かう杉作を見送った女は
「バカヤロオ、てめえら、それが甘えんだよ!」と一言。
と、ここで一幕終了!

お客さんだけがこの一言を聞きますので、
この女、いったい何者? を残して一幕は終わります。

今日は時間がまだありましたので、二幕も予習。
今後の展開に食い込んでくるもう一人のテキヤ、カラスのせりふを読みました。
彼もまた歌います。
杉作くんに好意をよせるカラスは、トランクをかっぱらわれたとき
なにもできなかった自分を歌の中で悔やみます。
今日は唐ゼミで上演した映像がありますので、見てみてくださいませ。

<ナルシスの唄>

6月も、「青頭巾」をやります!
ではまた!!

青頭巾6月.png


曜日 4日、11日、18日
時間 10:30〜12:00

<6月申し込みフォーム>


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