7/8(水)子どもの目(新木)

2020年7月 8日

こんにちは。新木です。


コロナの影響で保育園が閉まり、

週に何日か親戚の子どもを

預かっています。

体も心も目一杯に動かす

子どものエネルギーに

圧倒されながらも

たくさんのことを

教えてもらっています。


だんだん日を重ねるごとに

増えていく

子どもに与えられる試練。


「一緒にバッタ見よう!」

と言われ、

一緒に一時間バッタを観察。


「サーベルタイガーになって!」

と言われ、

私が四つん這いになって

一緒に追いかけっこ。


「蟻さんの命大事にして!」

と言われるも、

子ども自ら踏み潰す。

残酷だなあ。


面白いけどわからない。

言う通りにしても納得しない。



ある日。

その子が

「必死に目を見て話して。」

と一言。


一瞬、思考停止。


言われてしまった。


私は小さい頃から

人の目を見て話すことに

強い抵抗感があり

よく怒られていました。

あまり人には言えませんでしたが

鏡で見る自分の目にさえも

怖がっていました。


二年前。

初めての本番公演中

お客さんの目線を感じ

自分の体が固まってしまったことが

あります。

その日はものすごい悔しさと

情けなさでいっぱいになりながら

これからも悩み続けるであろう

弱点と向き合うことに

少し喜びも感じていました。



初めて舞台に出てから二年。

人と会う機会が減ったいま、

また人の目に恐れを抱いていることを

子どもの目と言葉で気付かされました。


あのギラギラした目には

負けられない。


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