7/29(木)とくめぐみ俳優ワークショップ レポート (ちろ)

2021年7月29日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ
こんにちは。
オリンピックが始まり1週間近くたちますが、なかなかライブで観られておりません。
自国開催だと、日中は仕事や日常生活があり、テレビの前に座ってはいられませんからね。
携帯の速報で、メダル獲得や勝敗を知ることになり、何だか勿体ない。

昨晩も、とくめぐみ俳優ワークショップは通常開催です!
本ワークショップ、回を追うごとに明るく活気に満ちていっています。
参加者の皆さんが、本当に楽しそうにチャレンジして下さるからだろうと思います。
個性豊かで明るい皆さんからエネルギーをもらって、
禿さんも益々パワーアップしています!
同じ劇団にいながら、普段は禿さんから一から手ほどきを受ける機会も
ゆっくり芝居について話す時間もあまりないので
このワークショップは私にとっても大変貴重な時間です。

何しろ、直接、科白との向き合い方や、呼吸、声の使い方などの説明を受け
一緒にトライできるのですから!
こういう機会はめったにありません!!
残すところあと2回ですが、是非、多くの方に体験していただきたいです。

そして、いつも思うのですが、禿さん、そんなに手の内を明かしてしまっていいんですか、と。
何年もかけて積み上げてきたものを、我々が即座にできるようにはならないとは言え
毎回貴重な話を聞いているなと感じます。
同時に、今後唐ゼミの舞台に立つ我々のハードルも上げているなと・・・。

さてさて、今回も先週に引き続き『唐版 風の又三郎』より
老婆と大学生が又三郎を責めるシーンを扱いました。
今回のポイントは、「シャウト」。
前回は、しっかりイメージし、低音を効かせて
相手を責めることに挑戦しました。

風が吹くと、いつかの町に上がりこむ。風が吹くと教室に上がり込み、
貧しき家庭に上がりこむ。それもヌメヌメと。思い出の膝枕にさえも。
そは、子にあらず、孫にあらず、腹から下にウロコをはやすメス蛇じゃ!

前回のポイントを意識しつつ、「メス蛇じゃ!」で
シャウトにチャレンジです。
相手に向かってしっかり飛ばすために、対象になる人を決めてシャウトしてもらいました。
〇〇さん、ちろさんに向かって罵って下さい!といった具合に。

二通りの方法で言ってもらい、その違いを感じてもらいました。
一度目は、力と憎しみを込めて真っすぐに罵る、二度目は徐々に高音域を使い声を外側に広げるように
上に抜くように発声する。

同じシャウトでも、ただ力を入れてシャウトすると喉への負担がかかることがわかりましたね。
そして、高音域を使っての頭の上の方に抜けるようにシャウトすると喉への負担が少なく
相手への攻撃力もある。
これは、私も今回実感することができました。参加者の方も目から鱗が落ちましたと
仰ってました。

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今回このシャウトのために、ワークショップ前半で、いくつかの新しいトレーニングを追加しました。
自分の出せる一番高い音を出してみたり、武道の気合のような声を使い、鋭さで空を切ってみたり。
言葉で説明すると、何やらわかりにくいですね。
是非、体験しにワークショップにご参加ください。

参加者の方々の感想にもありましたが、今回追加したトレーニングや
これまでの呼吸や発声のトレーニングと、今回の「シャウト」、繋がりを実感できましたね。
点と点が繋がった感じがしました!

充実した2時間でした。
皆さんが笑顔で手を振りながら、zoomからアウトしていく姿をみて、
また元気をもらいました。

ちろ

↓↓↓ ご予約お待ちしております ↓↓↓

とくめぐみ俳優ワークショップ 8月
8月4日(水)
8月11日(水)
19時半~




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