11/8(月)ワークショップレポート(佐々木)

2021年11月 8日 Posted in 唐十郎戯曲を読む『少女仮面』
こんにちは。佐々木です。
本日はワークショップレポートです。
今週は『少女仮面』三回目!

伝説の大スター・春日野を求め、喫茶『肉体』についにたどり着いた少女・貝。
しかし、春日野に会うことはできず、喫茶店の主任に馬鹿にされる始末。
相手にされず帰らされそうになるも、どうにか踏ん張る貝。
そこへサラリーマンがまたまた水道の水を飲みに来ます。
呆れてサラリーマンには何も言わない主任。貝は春日野の入浴時間だから帰れと言われ一蹴されそうになっているも、決して帰らぬ貝。
そこへついに春日野がやって来ます。
『嵐が丘』のヒースクリッフを演じている春日野。
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入浴しつつ、貝を一目見るとなぜか感動的に

あ......キャサリン!

と一言。
ここで一場が終了します。
ちなみに、李麗仙さんが春日野を演じた時には、『嵐が丘』を全てきちんと勉強したとか。
(すごく真面目な方だなぁ)

第二場、舞台には腹話術師と人形。
この腹話術師と人形、二人の役者が演じても良いし、腹話術師が二人を喋っていつしか人形が人になっていても良いし、演出の仕方が複数ある場面です。
この場面では腹話術師の過去が語られます。腹話術師は昔逃げられた妻がいました。
彼女は、誰かの子供を妊娠し、五ヶ月を迎えた頃にその子を堕すも
「ゴミ箱のかげで死んだ子が呼んでるよ」と狂ってしまいます。
そうして腹話術師の元を去った元妻。
それでも腹話術師は妻ではなく孕ませた奴を憎んでいます。
しかし彼は咽頭癌で吐血してしまいます。
ボロボロの腹話術師を見て「今度は俺が喋ってやる」と自ら喋り出す人形。
そして元妻を孕ませたのは自分だと言います。

俺の体は義手義足、義心、義脳に義歯、義糞。
おまけにチンポも義コーガン
それでも、女をだますには、あの手この手でしびれさせ、
胎内回帰で孕ませる

全てが作り物であっても、子供を孕ませる事はできるんだ!
と歌います。

そこへ、さっきの人形とそっくりの男と、さっきの男とそっくりの人形が現れ、二場の初めと同じ台詞を始めます。
嫌な予感を感じさせ、終わっていく二場。
能の影響を受けた鈴木忠志さんに向けて書いた作品というだけあって
"序破急"の"破"を感じるシーンでした。

来週は第三場"急"の、貝と春日野のシーンに突入していきます。
来週もよろしくお願い致します!

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