9/7(月)『ベンガルの虎』本読みWS 第6回

↑真ん中に見える券売所の小さな穴。これを潜ると時代は明治に、
場所は花月園競輪場からバッタンバンに。


今日は先ほどまで、オンライン音読みをしました。
読んだ箇所は二幕の序盤から中盤にかけて。

主人公の「銀次」と「カンナ」が競輪場にやってくる。
やがて、車券売りの「お市」の再開し、売り場のネズミ穴を
くぐってしまった「カンナ」が、火鉢の灰かぐらとともに
日蝕を体験します。

ここから時代は、一気に明治38年に飛び、
空間も、花月園競輪場からバッタンバンへ。
「おこそ頭巾の女たち」が東南アジアで春を売った「からゆきさん」
となり、やがて、「俗物隊長」が女衒の愛国主義者「村岡伊平治」と
なって現れる、という具合に物語が激流を描きます。

「穴くぐり」はコミカルな歌とせりふに溢れた場面ですが、
そこが、日蝕や亡者たちの登場という闇の世界への入り口となるところに
圧倒的な着想力と飛躍がありました。
皆さん、イキイキと読んで、たのしんでもらいました。

ところで、今回の唐ゼミ☆公演『ベンガルの虎』は一部、台本をカット
しています。熟慮とともにテキストレジをして、それをもとに稽古を
進めてきました。

そうしたなかで、参加者の皆さんと改めてフルバージョンの台本を
読むことは、誰より私にとって学びになっているように実感しています。
皆さんと本読みしながら、この細部を活かしきれていなかったな、
という反省もたくさんあり、こう工夫していこう、というアイディアも
湧いてきます。

皆さんの絶大な応援と期待も感じて、勇気が湧いてきます。
改めて、皆さんに感謝いたします。