9/22(祝火)もっと愚かに!

今朝起きて、鎌倉、逗子、三浦半島の台風被害を詳しく知るにつけ、
いろいろと思い出します。あの人や、あの土地は無事だろうか。
つい先日もウロウロしていた場所なのです。
『ベンガルの虎』メンバーにも、鎌倉と逗子に住んでいる人がいて
心配でしたが、大丈夫だったようです。
早朝からチラシ&お手紙セットを作りました。
沢渡中央公園に入る9/29(火)まで1週間。
そろそろ近隣挨拶まわりをしなければと思い、刷ってあったお手紙と
チラシを愛用の針なしステープラーでとめて、8:00過ぎに出かけました。
街中なのでさぞポストの数も多いだろうと予想してたくさん持って行きましたが、
沢渡中央公園そのものが大きいし、周辺に消防センター、スポーツクラブ、
駐車場、学校といった大規模施設があるために、その分、
住宅やオフィスは意外に少なめでした。
閉まっているオフィスビルは連休明けに再訪することにして、
あっという間にポスティングは終わり、軽い運動になりました。
それから県民ホールの倉庫に昨日の荷物を戻しに行き、稽古に備えます。
今日は全幕通し稽古、その前に、いくらか修正するところを確認。
散漫に稽古するとみんなの勢いを削ぐことになるので、コンパクトに
済ますことを心がける。
集合して、少し返し稽古。
それから劇中歌の練習をして、全幕通し稽古に臨みました。
2時間50分。途中、二幕と三幕の間には、倉品淳子さんがラジオ放送に
生出演する、という面白いイベントもありました。
結果、工夫のしどころは色々ありますが。
大きくこれからの目標にしたいのは、いかに序盤からウキウキと飛ばして
いくか、これに尽きます。私は、唐十郎と『ベンガルの虎』という物語の
仕組みや仕掛けを余すところなく伝えたいので、こまかな指示が多くなりがちです。
すると、みんなが、正確ではあるけれど、生真面目すぎる、あるいは
おとなしい演技や舞台になってしまった。こりゃ、申し訳なかったと痛感しました。
正確や正しさというものは最低条件であって、それだけではまったく無意味です。
あくまで、おもしろさに乗せてそれらをお客さんにお届けしないと。
私がみんなを縛りすぎたな。
そういうわけで、明日は、
もっとウキウキやれ!勢いだ!思い切りバカになろうぜ!
という稽古になりそうです。物語やせりふは伝えられているんだから、
その向こう側にいきたい。明後日、2回目の全幕通し稽古で理想を実現するために、
明日は、勢いや楽しさ、魂を吹き込む稽古をします。
こういう時に思い出すのは、
アルゼンチンの大金持ち、カルロス・パイタという指揮者です。
彼は好きな音楽をやるために私費でオーケストラを雇い、録音をつくった。
その映像を見ると、ガキが「こうなったらカッコいい!」と思うような
演奏をそのままやって、とても痛快です。
さらに、ベートーベンの『運命』なんか、序盤に飛ばしすぎて、
後半、明らかにバテている。実に子どもじみている。
でも、私は、それでいいじゃないか、と思います。好感が湧く。
失速を恐れず、いけるところまで飛ばす。すると、体力が尽きる。
その尽きたところから見えてくる世界もあるはずだ。そう思います。
ペース配分禁止!いけるだけいく!いけないところを狙う!
そういう全幕通し稽古を目指し、明日は仕込みの返し稽古をします。
がんばれ、みんな!

