やなぎみわ×劇団唐ゼミ☆ 『パノラマー唐ゼミ☆版』

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◆次回公演◆
パノラマプロジェクト 京都篇

やなぎみわ×劇団唐ゼミ☆ 合同公演
『パノラマ―唐ゼミ☆版』

 作:やなぎみわ 演出:中野敦之


【公演日程/場所】

◆京都公演◆
2014年 3月28日(金)〜30日(日)  京都四条河原町 元・立誠小学校

30日(日)のチケットが完売致しました。
当日券などにつきましては、こちらをご覧下さい。

地図.png




















【時間】
 17:30 開場 / 18:00 開演

【チケット料金】
 [前売]  一般 2,500円  学生 1,500円
 [当日]  一般 3,000円  学生 2,000円

【チケット発売】
 絶賛発売中 ご予約は こちらから

 電話  :090-9803-9409(10〜18時)
 メール :karazemi_yoyaku@yahoo.co.jp



【パノラマプロジェクトとは】
パノラマプロジェクトはかつてパノラマ館のあった東京・台東区と京都の二カ所でパノラマや
メディアをテーマにして、日本の近代史を批判的に振り返る壮大なアートプロジェクトです。 
まるで一 場の夢のような、映画、美術、音楽、演劇など多彩な表現が複数のアートイベントの
饗宴が三日間にわたって繰り広げられます。




【公演チラシ】
※それぞれクリックして頂くと別ウインドウで拡大表示します。
判読できるよう、大きいサイズでアップしておりますので、ご注意下さい。


〈表/裏面〉(約0.7MB)
pano_kyoto_chirashi1.jpg

〈見開き1〉(約1.5MB)
pano_kyoto_chirashi2.jpg

〈見開き2〉(約1.3MB)
pano_kyoto_chirashi3.jpg




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 明治何年頃か覚えていないが、私のごく幼ない頃、上野にパノラマ館があつた。
 (中略)そのパノラマ館の家の中に、戸外で見ると同じような青空が、
 無限の穹窿(きゅうりゅう)となって廣がっているのだ。
 私は子供の驚異から、確かに魔法の国へ來たと思つた。  

                        萩原朔太郎 詩集「宿命」

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【あらすじ】

1930年、浅草にある流行らないビアホール「パノラマ」。
そこに住むのは、女将のアゲハと、詩人のハギワラ、そして新聞屋
ハギワラは、アゲハと新聞屋に養われながら、詩作を続けている。
ビアホールにやってきた屑拾いの男が、幻燈絵を映すと、一気に時が遡り、
明治の世を風靡したパノラマ館が蘇る。

日清戦争で手柄を立てた原田重吉という一兵卒が軍神に祭り上げられ、
芝居や絵画まで戦一色になった浅草のパノラマ館では、絵描きの矢神嘯風が戦争画に挑んでいた。
絵描きは時世の夢を描き、詩人は永久の時間へと繋がろうとする。

世が日中戦争へ向かう中、ハギワラは、英雄の凋落と末路をえがいた「日清戦争異聞 原田重吉の夢」を書き上げる。


【CAST】
02.shiino.jpg椎野裕美子
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02.TOKU.jpg

禿恵
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07.IRIYAMA.jpg
入谷入山
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15.tsunaIiguchi.jpg津内口淑香

mutou.jpg武藤友祈子
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hayashi.jpg林麻子

kobayashi.jpg小林加奈
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06.KUMANO.jpg
熊野晋也
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03.NISHIMURA.jpg西村知泰
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05.SHIGEMURA.jpg
重村大介
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08.SUMI.jpg
鷲見武


09.HIGASHI.jpg
東侃輝


10.MATSUDA..jpg
松田信太郎


22.YAEKASHIWA.jpg八重柏泰士


23.WADA.jpg
ワダ タワー
公式HP

11.NAKAGAWA.jpg 中川慎太郎and
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【STAFF】

作:やなぎみわ 

演出・美術・音響:中野敦之

舞台監督・照明:齋藤亮介 

照明助手:中條愛 

音響助手:東侃輝

衣裳:朝倉夕加里 やなぎみわ  劇団唐ゼミ☆ 

ヴォイス:やまもとのりこ

制作:椎野裕美子 

宣伝美術:木村三晴


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【やなぎみわ】
 京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。
 1990年代よりCGや特殊メイクを駆使した写真作品を発表し、「エレベーターガール」のシリーズで注目を集めた。
 2010年より演劇公演を手がけるようになり、大正期の新興芸術運動の揺籃を描いた「1924」三部作、
明治後期のパノラマ館などを舞台にした「パノラマ」シリーズを美術館や劇場で公演。
2013年は、太平洋戦争中のプロパガンダ・アナウンスをテーマにした「ゼロ・アワー~東京ローズ最後のテープ~」を上演した。

やなぎみわ オフィシャルWEBサイト  →  [Miwa YANAGI やなぎみわ]

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《四半世紀の恋心》 やなぎみわ

20数年前、まだ住み慣れない京都の町を、1枚のチラシを持って彷徨った。
日暮れて心細く、そしてついにある社に行き着いた。
森ふかく紅き帳の輝けり。そこで見た満州の荒野、奇妙で美しい男女たちが、昨夜の夢のごとく蘇る。
あれが状況劇場、最後の光だったと知ったのは、ずっと後のことである。

それから四半世紀、唐十郎最後の弟子、中野敦之率いる劇団唐ゼミ☆の脚本を書くことになろうとは。
彼は間違いなく将来日本の演劇を背負うだろうが、ここはまず唐さんに敬意を込めて

ーーご当家、三尺三寸借り受けまして、稼業、仁義を発します。
手前、花園神社初演の年の生まれ、昨今の駆け出し者で御座います。
当世美術の大見世物、パノラマー唐ゼミ☆版。どうぞご覧じて下さい。


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《美しくってユーモラス》 中野敦之 
 「KAAT×唐ゼミ☆」を終え、いよいよ「やなぎみわ×唐ゼミ☆」合同公演です。

やなぎさんとは、我らが青テントを彼女が覗いてくれたことから関係が始まりました。

「客席に変わった顔立ちのお姉さんがいる。」「しかも終演後に出演者に抱きついている!」「あの美人は誰だ?」
「よく見るとやなぎみわだ!!」「しかも20年来唐さんに憧れて、最近は演劇をやっているらしいぜ。」

こうして美女と野獣のようなこの企画はスタートしました。
やなぎさんは日常から美の化身のような人ですが、ああ見えてユーモラスなのです。
この組合せこそ、その発露。ご当地台東区にあったパノラマ館を巡る、美とユーモアの見世物がはじまります!

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