第19回公演 『海の牙 ―黒髪海峡篇』
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『海の牙 ―黒髪海峡篇』
【公演日程/場所】
2011年
4月 横浜:横浜国大教育8号館裏特設テント劇場
6月 東京:浅草花やしき裏特設テント劇場
10月 長野:長野市 ごんどう広場特設テント劇場
11月 横浜:みなとみらい臨港パーク特設テント劇場
2011年
4月 横浜:横浜国大教育8号館裏特設テント劇場
6月 東京:浅草花やしき裏特設テント劇場
10月 長野:長野市 ごんどう広場特設テント劇場
11月 横浜:みなとみらい臨港パーク特設テント劇場
【あらすじ】
ある昼下がりのカツラ屋。
ここに一人の青年、呉一郎(くれいちろう)がやってくる。
彼はここに佇む、パンマ(娼婦)の瀬良皿子(せらさらこ)に会うためにやってきたのだ。
中学時代に彼女がつぶやいた「マロヤカな円」の謎を追って。
しかしそこに現れたのはパンマの商売敵である按摩(あんま)。
按摩は一郎に近づき、一郎の左手が動かず、震えていることを知ると、
彼の動かない左手を〈ダントン〉と名付け、それをすっかり気に入ってしまう。
ところが、按摩がいない隙に皿子と一郎が色事に及んでいるのを目撃してしまい、
それを快く想わない按摩は、零落した呼び屋、梅原北明(うめはらほくめい)と共に、
皿子をさらに貶めるべく、一大ショーを巻き起こす。
指が焦げ、髪が燃え、火矢が放たれる。焦げ臭い対決の最中、追いつめられた皿子にダントンが雄弁に語りだす。
ダントンに導かれ、共に旅立とうとする皿子。
しかしそれは、皿子を母と慕う名和四郎(なわしろう)に邪魔されてしまう。
ダントンを失い、皿子と一緒になれなかった一郎は、
電車の中で国士舘の学生たちに"嬲られていた"皿子を助けるために、
ある昼下がりのカツラ屋。
ここに一人の青年、呉一郎(くれいちろう)がやってくる。
彼はここに佇む、パンマ(娼婦)の瀬良皿子(せらさらこ)に会うためにやってきたのだ。
中学時代に彼女がつぶやいた「マロヤカな円」の謎を追って。
しかしそこに現れたのはパンマの商売敵である按摩(あんま)。
按摩は一郎に近づき、一郎の左手が動かず、震えていることを知ると、
彼の動かない左手を〈ダントン〉と名付け、それをすっかり気に入ってしまう。
ところが、按摩がいない隙に皿子と一郎が色事に及んでいるのを目撃してしまい、
それを快く想わない按摩は、零落した呼び屋、梅原北明(うめはらほくめい)と共に、
皿子をさらに貶めるべく、一大ショーを巻き起こす。
指が焦げ、髪が燃え、火矢が放たれる。焦げ臭い対決の最中、追いつめられた皿子にダントンが雄弁に語りだす。
ダントンに導かれ、共に旅立とうとする皿子。
しかしそれは、皿子を母と慕う名和四郎(なわしろう)に邪魔されてしまう。
ダントンを失い、皿子と一緒になれなかった一郎は、
電車の中で国士舘の学生たちに"嬲られていた"皿子を助けるために、
ナイフを振り回し、警察病院に収監されていた。
身元引受人の按摩は、電車での出来事を「朝鮮パンマが戯れていた」だけと一郎を諭す。
お見舞いに現れた皿子にいくら追求しても、決して本音を語らない。
身元引受人の按摩は、電車での出来事を「朝鮮パンマが戯れていた」だけと一郎を諭す。
お見舞いに現れた皿子にいくら追求しても、決して本音を語らない。
果たして嬲られていたのか、戯れていたのか。
目の前で皿子が按摩達に襲われ、一郎に手を差し伸べた時、
一郎は再びナイフを振るい、皿子のもとへと駆けつけるのであった。
【キャスト/スタッフ】
演出=中野敦之
瀬良皿子=椎野裕美子
呉一郎=土岐泰章
按摩=安達俊信
梅原北明=西村知泰
名和四郎=熊野晋也
名和四郎の母=禿恵
チョゴリの女1=イリヤ
チョゴリの女2=川上真奈美
カツラ屋の主人=上田康文
オカツ=水野香苗
カツラ屋の番頭=重村大介
看護婦=金川美咲
按摩刑事=金泰佑
按摩の弟子=高次琴乃
舞台美術=安達俊信
照明=斉藤亮介 田中裕乃
音響=高次琴乃
作曲=安保由夫 サトウユウスケ
衣装=砂田和美
美術協力=車田幸道
宣伝美術=k.徳鎮
制作協力=津内口淑香