第8回公演 『黒いチューリップ』
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『黒いチューリップ』
【公演日程/場所】
2004年
11月 横浜:横浜国立大学教育棟八号館裏
市立戸塚高校グラウンド
沢渡中央公園
12月 東京:新宿梁山泊アトリエ 満天星
(全8ステージ)
【あらすじ】
騒音鳴り響くパチンコ屋に、売れない声帯模写芸人エコーがやってきた。 彼は仕事先で拾ったお金を返すために、ここへやってきたのだ。 落とし主を探すうち、エコーは店内のパチンコ台の中でも一際異彩を放つ台、その台の「黒いチュ−リップ」に恋してしまう。 エコーが思わずチューリップに口づけする時、その台が外れ、後ろから一人の女が現れる。 それこそ、落とし主のケイコであった。ケイコにとってそのお金は、姉ノブコを出所させるための大事なお金だった。 かつて、花屋の春太(はるた)と恋仲だったノブコは、春太のために「黒いチューリップ」を作ろうとしていた。 それも完成に近づいた時、春太は他の女と浮気、それを目撃したノブコは刃傷沙汰の事件を起こし刑務所に入ってしまう。 それ以降ノブコは、刑務所から出ようとしない、言わば「引きこもり」になってしまったのだ。 ケイコは春太に姉の出所を手助けするように頼むが、春太には既に別の婚約者が。 さらに春太は、ノブコがやっとの思いで作った黒いチューリップの球根をわざと枯らしてしまう。 姉に代わり春太に襲いかかるケイコ。 が、出所してきたノブコ自身の説得によって止められ、ケイコは警察につれて行かれてしまう。 そして数日後、相も変わらずパチンコ屋の黒いチューリップを見つめているエコーの元に釈放されたケイコが現れ、 エコーと口づけをかわすのであった。
【キャスト/スタッフ】
作・監修=唐十郎
演出=中野敦之
ケイコ=椎野裕美子
エコー=土岐泰章
春太=渡辺幸作
菊池=安達俊信
サワヤカ少年=古川望
泡小路=新堀航
天魔=前田裕己
サキ=杉山雄樹
ナルヒサ=伊吹卓光
グリコ=田村団
ヤヨイ=伊東しげ乃
警官=小川尊
ノブコ=禿恵
客/タクシー運転手/警察学校生徒/景品買い
=小林佑基
倉内智史
中村香織
森未知夫
関緑
飯田祥一
小野里美
儀間真瀞
平野建
山崎雄太
編曲=サトウユウスケ 寺坂裕治
音響=田村団
照明=斉藤亮介
チラシ作成=k.徳鎮
HP作成=伊藤しげ乃