9/17(木)一幕通し稽古と修正作業

今日は午前中から私に別件があり、
少しゆっくりとした15:30の集合時間でした。
メンバーの何人かは13:00頃には急な坂スタジオ入りして、稽古したそうです。

本日の目標は一幕の通し稽古とその修正作業。
ここまでくると、いかに集中した通し稽古を行い、
扉や幕の開閉、道具の受け渡しなど、ステージ上の物語進行と連動して
舞台裏で行われていくべきことをいかに細密に想定して動くか、
ということも、全体の仕上がりに強く影響してきます。

集合後に変更点をさらう稽古、劇中歌の確認を経て、
始める前には多めの時間をとって、それから一幕の通し稽古を始めました。

以前より、劇が格段に流れていきます。
スピーディに展開するべきところ、物語を伝えるためにじっくりと見せ、
聴かせるところ、そういうメリハリもついています。
以前に狭い稽古場で60分かかっていた時間が、広さと仕掛けを実際に
近づけた上で58分に縮めることができました。これは長足の進歩です。

実は、この急な坂スタジオ2階のホールは、広くて良い反面、
音響的にはかなり難しい空間です。声が反響しすぎるし、いろんなところで
フラッター音がします。特に声が低めの人は、ことばがダマになってしまい、
かなり難儀しています。

しかし、私たちが立ち向かうのは、公園の中に設えたテント空間です。
どのような環境であっても、その場の響きをものにし、観客にせりふを
届ける感覚と技術を養わなければなりません。

そういうことも、通し稽古後の修正作業では気を配りました。
2時間強かけてさまざまなシーンを実地に鍛錬し、解散は20:00前。

それにしても、メンバーを見ていてつくづくありがたいのは、
掃除や、明日の備えた転換が、全員の協力体制で、スムーズに行われる
チームが出来上がっていることです。今回の座組には、それぞれの
劇団やプロジェクトを主催している方が多くいて、若手も真摯な人ばかりです。
そういう座組に支えられて、大作が完成しようとしています。
稽古の合い間に次の計画を練り、音楽の微調整を重ねながら、見上げると
そういう”劇団的な景色”があり、感謝と感動でいっぱいになります。

みんなの疲労を少しでも減らせるよう、最短距離で完成に辿り着く道を
示さなければなりません。明日は、三幕を止めながら通しします。
台風も迫っていて先行きに怪しさもあります。早めに、決めるべきを決めて、
皆が魂を込めるための道筋をつけていきます。