6/24(水)ぼくらの製本テープ

今日は朝から小田原に行き、箱根に行き、その後、厚木へ。
それから夜に小田原に戻り、横浜に帰ってきました。
移動距離長めの1日です。
その間、愛川町にも行きました。
厚木の北にある町で、軽音の盛んな土地柄です。
愛川を訪れたのは残念な理由からで、町の名物文具店「たまのや」の
ご店主、市川直久さんが亡くなったので、お通夜に伺ったのです。
数週間前から体調が悪く、お店を閉めているようでしたが、
大病されていると知らなかった私は、また復帰されたら伺おう、
くらいに考えていたのです。
「たまのや」は愛川町では特に目立った存在で、
文房具店でありながら小さな演芸場も併設されており、
市川さんが文化振興に熱心なのは初めてお訪ねした時から明らかでした。
演芸場の書棚には唐さんの本もあり、私には高校-大学時代に
いろんなヒントをいただいた名古屋の古書店・猫飛横丁の
二村さんを思い起こさせるものがありました。
お店の軒先にはポスター掲示やチラシラックがあり、
プレイガイドの役割も果たして、いつも温かな雰囲気が漂っています。
県民ホールの事業を徒手空拳で愛川町に持ち込む際、
いつも応援してくれました。
それ以来、唐ゼミ☆の公演活動に欠かせない台本テープをここで
買うようにしてきました。実際、ここは品揃えが良くて、
演目によって、渡す役者によって、工夫する色のバリエーションを
「たまのや」さんで購入してきたのです。
また、そういう話をすると、市川さんはとても喜んでくれました。
残念ながら、市川さんには跡を継がれる方もいらっしゃらないそうです。
もし叶うならば、お店の製本テープ在庫を残らず買いたいくらいですが、
ままなりません。
軽やかに逝かれた市川さんに感謝を。残りのテープを大事に使います。


