6/25(木)妻への思い

↑はやってこれを買い、失敗しました。
本は悪くありません。英語の説明を頑張って読まなかった自分が悪いのです。
ロンドンで失敗ばかりしていたことを思い出しました。
妻への思い・・・
『ジョン・シルバー』の話です。私ではありません。
明後日、綾瀬シニア劇団で『ジョン・シルバー』の話をする予定です。
団員の皆さんが原作『宝島』に興味を持っているらしく、
唐さんがどんな風に『宝島』の悪党「ジョン・シルバー」を
膨らませて『ジョン・シルバー』シリーズに仕立てたのか、
紹介してみようということになったのです。
そこで、初めて岩波文庫版を読み始めたのが2週間ほど前。
それ自体は読み終わったのですが、気になったのは、
この原作『宝島』の「シルバー」が奥さんに抱いている感慨です。
ちなみに、奥さんは黒人であるらしい。
最近の翻訳では「黒人」という表現を避けて「有色人種」と
されているものもありますが、私のロンドン体験からすると、
Mimi は 自然に I am a brack woman. と言っていたので、
単にそれだけならば「黒人」「黄色人」「白人」で良いじゃないか、
という感じがします。
で、大切なのはここから。
原作『宝島』において「シルバー」が久々の冒険に出た動機が、
岩波文庫と新潮文庫・光文社古典新訳文庫では、
まったく割れているのです。
岩波版は、女房から逃げたかったからだ、とあり、
新潮・光文社では、女房のためにもうひと財産築きたかったからだ、
という意味の記述があります。まるで違う。
どっちが正しいんだ?
そう思って英語版を取り寄せましたが、
届いたのはジュニア向けの短縮版で、記述自体カットされており、
撃沈しました。現在、2冊目のフルバージョンを取り寄せ中。
唐さんの『ジョン・シルバー』は愛憎ありますが、女房「小春」に
対して岩波版的ですね。そこらへん、どうなのか。
これを機会に、原作に訊いてみます。


