第12回公演 『鐵假面』
2007年6月23日
第12回公演
『鐵假面』
【公演日程/場所】
2007年
6月 川崎:川崎市市民ミュージアム内広場
7月 横浜;横浜国立大学教育棟八号館原っぱ
東京:池袋西口公園
横浜:関内大通り公園
9月 東京:井の頭恩賜公園 三鷹の森ジブリ美術館横 木もれ日原っぱ
10月 京都:四条河原町 元立誠小学校グラウンド
(全15ステージ)
【あらすじ】
都会の片隅の公衆便所に、一人の青年がやってきた。
青年は、父親に殴られ家業のタタミ屋を継いだものの、
それでも紙芝居の中の『少年王者』になる夢をあきらめきれずにいた。
今日もこの公衆便所にヒロインの「スイ子」を探しにやってきたのだ。
しかしそこにいたのは、異臭の漂うボストンバックを持った、
スイ子の名を持つ女とその姉と称する二人の女だった。
ボストンバックに殺した情夫の生首「鐵假面」を入れ、逃亡、放浪する姉妹。
しかしそのバックから放たれる異臭が様々な者を呼び寄せる。
乞食の格好をした味の元の海外主張部部長、味代(あじしろ)。
鐵假面を割るためにハンマーをふるう、満州帰りのタタミ屋の叔父。
・・・・そして無数の鐵假面達。
スイ子の生臭い旅の目的を明らかにするため、ついに裁判が行われる。
被告スイ子の口から語られる、姉との思い出。
生死の境目が失われた「原始の森」での奇妙な出来事。
そして再びその森へと向かうために行われた犯罪。
むせ返るような死臭が漂い、彼女の仮面が割られようとする時、
青年は彼女と共に森へと向かうことを決意する。
が、突如現れた叔父によって頭を割られるスイ子。
青年は夢を砕かれうずくまり、スイ子は仮面をつけた群衆の女王として再び鐵假面を被るのであった。
【キャスト/スタッフ】
作・監修=唐十郎
演出=中野敦之
妹 千羽スイ子=椎野裕美子
姉 暁テル子=禿恵
タタミ屋=土岐泰章
タタミ屋の叔父=杉山雄樹
味の元海外出張部長、味代=新堀航
どてら男/警官 明智小五郎=小川尊
紙芝居屋=前田裕己
おしろい婆ァ=佐藤千尋
中年男/小林=安達俊信
大五郎/町の女3=古川望
味代の部下、味の元/町の男2=堀内大助
公園課職員/見世物小屋主=君島龍太朗
町の女2=関緑
町の女1=水野香苗
町の男1=重村大介
美術=関緑
劇中歌=安保由夫 サトウユウスケ
効果音=寺坂裕治
照明=斉藤亮介
映像制作=森内康博
チラシ作成=k.徳鎮
HP作成=五十嵐靖也 安達俊信