10/19(月)『ベンガルの虎』御礼(椎野)

11年振り。青テントの舞台に立ったのは11年振りです。
青テントの舞台に立つことは、劇団員や座組メンバー、中野家のご家族、二人の子供の協力無くしては有り得ませんでした。
子供との共同生活をしている限り、パートタイムにならざるを得ない自分。多くの負担を劇団員・メンバーにかけてきました。衣装作り、装置作り、広報、稽古、テント設営。日に日に疲労していくメンバーを横目に早上がりをする自分。申し訳なさがつのりました。子供が体調を崩せば途端にワンオペの母親に戻らねばならず、全体の予定が狂いかねません。子供に風邪をひかせるわけにはいかない。そして子供たちは風邪を引くことを許されていないことを知っています。相当な緊張です。そんな子供達のために義両親は連休という連休を子供との時間にあててくれました。新幹線に乗って名古屋から横浜まで。足の悪いご両親をエレベーターなしの4階の自宅へ何度ものぼりおりさせて。
自分の舞台出演には、多くの人に負担がかかることは百も承知でした。
でも、『ベンガルの虎』にどうしても立ちたかった。唐十郎の傑作『ベンガルの虎』の稽古をし、どんな物語かを自分の頭と身体でとらえて悩みながら理解し、物語を観る人に伝えたかった。そして俳優とスタッフがそれぞれの役割を十分に発揮しながら青テントで作られる三時間の物語を仲間とともに疾走してみたかった。贅沢で極上の三時間。
青テントでの公演には、過去、本当に心に残る様々な思い出がありますが、やはり『ベンガルの虎』は圧倒的な集大成を感じました。舞台袖や劇場入り口の隙間から見る役者たちの勇姿は記憶から消えることはないでしょう。そして、終演後にいただいた天にのぼるような止まない拍手は、青テントへの、室井先生への、唐さんへの最大の感謝の拍手であったのだと思います。
本当に本当にありがとうございました!!

