『君の罠』第4回 9月29日(火)〜10月1日(木)
2015年10月 2日 Posted in 26_君の罠
中野です。
ついに10月に突入しました。
稽古も裏方の仕事も精一杯、大急ぎで進めているけれど、どうにも時間が足りない。
来月半ば、新宿での公演です。
新宿での公演は実に久しぶりで、劇場でなく屋外で小屋を建ててやります。
これは初めてのチャレンジ。
学生時代、初めて大学の外で公演したのは、かつて新宿2丁目にあった小劇場、いまはなきパンプルムスでした。
2003年の初夏のことです。
この劇場を選んだ理由は単純で、昔アートシアター新宿文化があったビルの近くだから。
きっと稽古の休憩や本番前に唐さんと喫茶店に行ったら、おもしろい話が聴けると期待して選びました。
あの頃、劇をやりに新宿に通っているだけで、とにかくウキウキしていました。
唐十郎の流れを組む者にとって、やはり新宿は特別な街なのです。
今回、はっきり言ってすごく、すっごく良い場所を用意しましたが、ちょっと手続きに時間がかかっていて、声を大にして言えるのはもうちょっと、もうちょっとだけ先です。
ただ、これだけは言える!
新宿西口の、某所。
日程は決まっていて、11月12日(木)〜16日(月)までやります。
開演は16時から。
冬に差し掛かるくらいの時期になってしまったので、昼の暖かさが残っているうちに、と考えました。
オレは仕事や学業をどうとでも予定組めるわ、という人。
ちょっと安いので平日に見に来てください。
終演してもまだ18時過ぎ。
時間はたっぷりあるので、ぜひとも新宿西口の飲み屋に寄って、いま観てきた『君の罠』について語り合って欲しい。
平日は働いているという人。
土日に来てください。
日曜に観に来ても、終演18時過ぎですから、翌日の仕事に備えるに充分な時間があります。
もちろん、仕事サボって平日に来てくれるのが、一番大歓迎。
劇の物語も、ゆとり世代の青年が仕事のミスから、外国人の詐欺集団につけ込まれて転落していくという話です。
ぜひ一緒にドロップアウトしてほしい。
ここ三日間の動きはこんな感じ。
9月29日(火)18〜24時 立ち稽古スタート 1幕序盤15ページ
9月30日(水)14〜18時 新宿区や、会場となる場所に行って打ち合わせ
10月1日(木)18〜24時 立ち稽古 1幕中盤30ページ
週末までに1幕を完成させようと、とにかく猛スピードでやっている。
時間がもったいないので休憩時間を最小限にして、深夜まで続く稽古。
終電が早い人から、抜けていくような稽古。
あくまで上に挙げたのは全体で動いている時間で、この前後にも、果てしなく個人で稽古。
立ち稽古に入ってここ三日間の稽古は、とにかく辛抱、辛抱。
この、立ち稽古に入りたて、というタイミングは、いつも役者にとって一番負担かかる時期。
科白を憶えて言いつつ、動きつつ、相手役を見つつ、観客も想像しつつ...。
やることがたくさんありすぎて、皆稽古しながらあえいでいる。
しかも今回は超特急で進めているので、分量が多い、とにかく多い。
だから、自分としては、落ち着いてやるのが一番、焦らず、よく考えながらやろうや、と声をかける。
科白も、意味をよく考えながら消化して言わないと、ただ喋っているだけになってしまい、あとから修正するのにかえって時間がかかる。
焦ると、よけい遠回りになっちゃうよ。
何度も言うけど、よく内容を理解して、それからそれを動きや科白に変えて...。
そう呼びかけて、うまくいっていない箇所でひとつひとつ立ち止まって、解消していこうじゃないか。
いまは辛抱。
辛抱の時期だ。
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