3/21(木)大通り公園8日目〜『鐵假面』公演2回目
2024年3月21日
↑舞台のわきから撮影したエンディング寸前
今日は穏やかだった。
気温は低かったけれど、初日を知っている私たちは初めて
まともに公演を行って、いわゆる"初日を開けた"実感があった。
同時に、雨風がないというだけでつい幸せに感じてしまうように
なってしまった私たちと、前日の天候など関係ないお客さんとの
感覚のズレには充分に気を付けつつ、2回目の公演を終えた。
テント番をしていたら10:00に米澤が来てくれて、
伏見さんとの写真展をやっているギャラリー写蔵に出かけることが
できた。近くでやっているにも関わらず完全にお任せしきりで
気がかりだったけれど、足を運んでお礼を言うこともできた。
↓ギャラリー写蔵にて
12:00にみんなで集合し、昨日は荒れ放題だった青テント内、
ステージ、楽屋や表周りを念入りに整え、特別すぎた公演とはいえ、
その中でも目についた改善点を話し合う。
13:30から陽射しの下でお弁当を食べていると暑いくらいで、
これが夕方になると冷え込むことが想像できないくらい。
14:30から客席を整え、他の仕事で遅れてきた丸山正吾くんも
合流して劇中歌の練習。それから、2日目の油断をして小道具の
不備などないよう厳命して、本番体制に入る。
↓入口扉の隙間から撮影
予定通り16:30に開演し、トイレ休憩が延びた分、
ちょっと遅れて18:35過ぎに終演。オープンな環境も手伝って
すぐに出演者たちも劇場入り口に集まって、お客さんたちと
盛り上がっている。これで19:00を過ぎないから、気楽だ。
寒すぎるので以前のようにテント内でお喋りしたりしないけれど、
コロナの時のように面会謝絶でも無い。時間的に、近隣の方も
夜遅くない分、うるさくも感じないと思う。
このあたり、とても良い仕立てになっていて嬉しい。
そういうわけで、私たちは公演ができて幸せだった。
あと一つ。
今日は室井尚先生が亡くなってちょうど1年目の命日だった。
先生が今回の劇を、特にエンディングを、どう評価しただろうかと
ずっと考えている。
・従来のテント演劇の終幕、屋台崩しをこの劇は求めていない。
・「鉄仮面」という存在は単なる不自由でなく、案外可愛らしくて
強かなんじゃないか。
・その上で、劇は生身なのだから、必ず活きる希望と快楽を込めたい
という話を先生としたかった。だから、ずっと先生に話しかけている。
↓『青頭巾』で東北を回った2015年。先生と、学生時代の米澤がいる
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