5/30(土)引き算して、次に足し算

2020年5月30日 Posted in ワークショップ Posted in 中野note
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↑個別にハンディラボに来て、小道具づくりに精を出すメンバーもいます。


一昨日のワークショップ、久々に新しい方が参加してくれました。
こんな状況下ですからリモートですが、嬉しいことです。

ワークショップをやる時、込めている思いには二種類あって、
ひとつには優れた出演者を集め、出演が決まった人たちには、
台本への理解を深めて欲しいということです。
おのおのが全体の仕組みを分かっていると、
稽古がスムーズになり、声を枯らしたりケガをすることも減り、
何より日常の中で台本について話すことが愉しくなります。
こうなるとしめたもので、登場人物たちや物語が、
隣人や噂話のように身近なものとして躍動し始めます。

もうひとつは、
例え公演に参加できなくても、役者ではない人でも、
唐さんの作品の面白がり方をもっと知って欲しい。
すでに唐十郎ファンの人にも、自分が唐さんから教わった愉しみ方を
お裾分けしたいということです。

前者と後者、それぞれにやる気になります。

出演希望者が来れば、一緒に舞台をつくるかも知れないので
全力を尽くそうと思いますし、一般の参加希望者が来れば、
もっと唐さんの世界にハマってもらおうと知恵を絞ります。

一昨日は一般の方でしたが、
ちょっとお話しして、この方は『唐版 風の又三郎』の台本を
ご自身でも一生懸命に読まれそうだったので、
それをサポートできるよう、ガイドラインに徹することにしました。

約90分のワークショップでできる、
この作品を極限まで切り詰めた3つのシーンをやったのです。
全224頁の台本から3カ所を抜き出して、トータル10頁強でした。

ここを押さえた上で、
これからご自身で全体を読んでくださいとお願いしました。
まずは、もっとも必要な本質に迫る。
その上で、今度は寄り道や無駄を、大いに愉しむ。
こういう手順です。

リモートには可能性があって、遠く離れた地域の人にも、
今後は参加してもらえるのではないか。
これまで行ってきた地方公演で知り合った方たちも
巻き込めるのではないかと思っています。

4/9(木)ワークショップ in ハンディラボ

2020年4月10日 Posted in ワークショップ
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ハンディラボに引っ越して初めてのワークショップです。

時節柄、いらっしゃるのも難しいだろう、
かくなる上は林麻子と二人で気になる場面の研究をしようと思って
いましたら、お一人、やってきて下さいました。

この場所は、初めての方にはなかなかアクセスが難しい場所なのですが、
スマホのナビ機能とは大したもので、最短距離を駈け付けて来られた
とのことでした。

ありがたい!
かくなる上は全力を尽くそうと、
普段は大工仕事などをする倉庫の一角で潤沢なスペースを使いながら、
さらに入り口の巨大な扉を開け放して、稽古を始めました。

お題は、『唐版 風の又三郎』1幕、
台本全体を貫く物語のキッカケとなった、自衛隊員による
ヒコーキ乗り逃げ事件に触れる件です。
自衛隊機乗り逃げ事件(ウィキペディア)

唐さんは、1973年6月に実際に起こったこの事件を受けて本作を構想。
乗り逃げた自衛官に、宮沢賢治の『風の又三郎』に登場する
「高田三郎」の名を当てたのです。

乗り逃げた高田の死の謎を追い、
彼を追いかける女・エリカは正体を隠して、
今では帝国探偵社に務める高田の元上司「教授」に対峙します。
なかなか本題を切り出せず、むしろ教授に怪しまれたエリカが
追い詰められ、ついに「高田」の名を切り出す場面をやりました。


自分を自衛隊から更迭に追い込んだ事件に触れられた瞬間、
教授の表情は一変。
「自分の上空を今もあのヒコーキが飛んでいる」
と叫んで狼狽するのです。

「高田三郎」「乗り逃げ事件」というキーワードを境に、
エリカと教授の攻守が切り替わる、とても面白い場面です。
特に「高田三郎」の名が初めて切り出されるところに注目しながら、
4ページほどを1時間半かけてやりました。

ちなみに、これはワークショップ中にも力説したのですが、
元自衛官たちの再就職先を「帝國探偵社」にした唐さんの発想は卓抜です。
自衛官を辞めさせられて尚、彼らが誇り高い旧職場にいかに思い入れがあるか、
"帝國"という言葉から伝わってきます。
同時に、「探偵社」はもちろん"帝國"とは何の関係もなく、単なる私立の一企業。
「教授」や「三腐人」らの忸怩たる思いもユーモラスに伝わり、
さすが唐さんだと唸らされる設定です。

ワークショップは途中から肌寒くもなりましたが、お互い多いに熱が入り、
まばらな雨の中、「普通の風邪にも気をつけましょう!」
と言い合って散会になりました。

3/27(金)第6回ワークショップでした!

2020年3月27日 Posted in ワークショップ
こんにちは、ちろです。

隔週木曜日(イレギュラーもあり)、ワークショップ。
@Barはる美。

大岡川には桜が咲き始めていました。
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、4月頭に予定されていた「大岡川桜まつり」は
中止になってしまったようです。
残念です。満開だとこんなに綺麗なんですよ!

大岡川の桜.jpg
写真撮り忘れたので、ヨコハマ新聞の
webページから拝借。


そんな状況の中でのワークショップ。
1時間半の間、熱中する参加者の皆さんと中野さんを邪魔しないよう
時折、私がドアを開け換気!換気!
何だかそわそわしながらの私は、三度も鉛筆を落としました。

『唐版 風の又三郎』いきますよー!

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『エリカの花散るとき』の歌詞。

劇中で使われる歌、『エリカの花散るとき』を一度聞く。
中野さんがゼミログで仰っていたとおり、今回は「夜の男」に焦点をおいて
進めていくということで、この「夜の男」が大好きな歌から。
(今回は歌わず、聞いてみました)

さあ、一幕。
織部と夜の男の出会いのシーン。
この出会いの短い会話の中で夜の男は、
「こんばんわ」を5回も言います。
正確には「こんばんわ」3回、「コンバンワ」2回。
何故、そんなに何度も言うのでしょうね?
皆で考え、中野さんのお話で理解します。
状況が分かると、科白の出し方も自ずと変わってくる。
短いシーンですが、夜の男の人物像が少し見えてきます。
(勿論、中野さんの解説があってですが・・・(汗))

WS2020.03.26 3people.JPGのサムネイル画像

そして、間もなくテイタンの三腐人登場。
この三腐人のシーンの方が少し長く時間をとりました。
乱腐の長科白、参加者の方が一所懸命、何度もトライして下さいました。
説明科白、きちんと伝えるのって難しい。
以前、自分が苦戦したのを思い出しました・・・・。

WS2020.3.26 2people.JPG

そうそう、織部を女性の参加者に演っていただきました。
新鮮でよかったなあ。

次回はどんなワークショップになるかしら。


今後の予定と申込方法はこちら↓↓↓
4/9(木)
4/23(木)
4/30(木)
5/7(木)
◎時間 19:30~21:00
◎参加費 1500円(ワンドリンク付き)

お申込み:
070-1467-9274(劇団携帯)

メール本文に以下の内容をご記載ください。
①お名前(おふりがな)
②ご連絡先(携帯番号・メールアドレス)
③ワークショップ参加希望日

※ワークショップの詳細や場所など、
お気軽にお問い合わせください。



3/13(金)ワークショップでしたよー!!

2020年3月13日 Posted in ワークショップ
ちろです。
3/12、昨日はワークショップでした。

前回は、『少女仮面』で盛り上がり、そのまま駆け抜けました。(笑)
さあ、今回はどんなワークショップになったのでしょう!?

Nakanosan.20203012.JPGのサムネイル画像
↑笑顔の中野さん。さあ、始めましょう!!

公演用の台本のできるまでのお話しが少しありました。
唐ゼミ劇団員で読み合わせをしながら、いくつかの出版社から出ている本を照らし合わせ
作り上げていくというお話です。

今回は、「最初から『唐版 風の又三郎』でいきますよ~!!」と
中野さんの元気いっぱいの声で、読み合わせ開始です。

まず、大事な大事な歌から始めました。
〽一かけ二かけ三かけて 四かけて五かけて色仕掛け・・・・・・
これを一緒に数回歌い、いざ声を出して本読みへ。
私、個人的に、このように歌から入るここのところのワークショップ、
とても好きです。
この後、本読みをして色々な事がわかりこの歌の深さや歌い方が
見えてくるのが楽しいです!

そして、一幕の織部とエリカの出会いのシーンをしっかりじっくりやりましたよー。

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↑真剣です。いいなあ。

織部と又三郎(エリカ)の距離感。
遠かった距離が段々近くなり、と思ったら突っぱねたり。

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↑役を入れ替えて!

男女比も丁度いい感じでしたね。
参加して下さった3名の皆様、熱い本読み、ありがとうございました!

お話ししたい事は沢山ありますが、今日はこの辺で。

次回は、3/26(木)です!
毎回、目から鱗が落ちるお話したっぷりです。
是非是非、ご参加下さいませ。
ご予約お待ちしておりま~す!

ちろ

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

お申込み:
070-1467-9274(劇団携帯)

メール本文に以下の内容をご記載ください。
①お名前(おふりがな)
②ご連絡先(携帯番号・メールアドレス)
③ワークショップ参加希望日

※ワークショップの詳細や日程、場所など、
お気軽にお問い合わせください。

1/31(金)第2回ワークショップでした!

2020年1月31日 Posted in ワークショップ
こんにちは、ちろです。
昨日、唐ゼミ☆ワークショップの第2回目が無事行われました!
今回は男性3名、女性2名の計5名の方にご参加頂き、
昭和の香りムンムンのBARはる美で熱気もムンムンでした。(笑)

参加者の皆さんに簡単に自己紹介をしてもらい、
これまでに唐ゼミとどんな接点があったかなども伺いました。

あ、そうそう、昨日は迷子になった方がいらっしゃいました!
開催場所が少し分かりにくので、目印をお伝えしておきます!
「都橋交番」を目指して来て下さい。
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↑都橋マーケット。(交番はこの写真には写ってませんが、この通りの手前側に交番あり)

川沿いに、二階建の長屋のような建物、都橋マーケット。
川に沿って緩やかなカーブのあるこの建物の二階に、BARはる美はあります。
交番はこのマーケットの端っこにあります。
JR桜木町駅からくるとマーケットの入口に、日ノ出町駅からですと
ちょうど反対から来ることになるので出口に交番となります。
(この辺り、よくドラマの撮影で使われてます!先々週も刑事ドラマで映ってました!)

中野さんの昨日のゼミログに既に書かれていましたが、
昨日は2つの戯曲の一部を読みました!
『少女仮面』と『唐版 風の又三郎』です。
前回同様、中野さんの細かく丁寧な説明を受けながら。

nakanosan 1.jpg

「少女仮面」。少女、老婆、ト書きを人を変えて数回読む。
台詞にどう心を込めるの?という話になりました。
まずは書かれている事をきちんと理解して、普通に考える事。
中野さんと一緒に読んでいくと、冒頭のト書き、そして短い台詞のやり取りの中から
沢山のことが読み取れることがわかります。

『唐版 風の又三郎』も同様、ゆっくりじっくりと2頁半を読みました。

chinone san.jpg

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中野さんの「では、今日はこの辺で・・・」の言葉でWSが終了すると
「いや~、面白かった!」、「目から鱗がおちた!」と参加者の方々が
口々に仰られるのを聞き、嬉しくなりました!

沢山の方に、ワークショップでこれを体感してもらいたいなと思います。
是非、お気軽にいらして下さい!(要予約)
初めての方も、2回目以降の方も大歓迎です!

ちろ


【参加者募集!】唐十郎戯曲を読む

2020年1月19日 Posted in ワークショップ

唐ゼミ☆ワークショップ
唐十郎戯曲を読む

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劇団唐ゼミ☆の演出・中野敦之が、
唐作品の読み合わせをしながら作品解説を行います。
(1時間30分)

・本読み
・解説
・唐さんから直接伺ったこぼれ話
・劇中歌を考える、歌う

など、毎回、集まったメンバーによって
すこしずつ内容をかえていく予定です。

異界の出来事、わけのわからない筋道、
そんな風にとらえられてしまう唐さんの戯曲が
ストンと腑に落ち、登場人物と自分とが
妙に地続きにとらえられるようになります。

唐さんはよく「わけがわからなくはない!」と
不満そうでした。
そう、ちゃんと論理があるのです。

どうぞ、この機会に是非ご参加ください。
ワークショップ後はとりとめのないお話を
楽しみましょう!!

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nakanosan 1.jpgのサムネイル画像

過去のワークショップ音声ハイライトはこちら♪(約1分)

第1回1/16(木)現場レポートはこちら
第2回1/31(木)現場レポートはこちら
第3回2/13(木)現場レポートはこちら
第4回2/27(木)現場レポートはこちら
第5回3/12(木)現場レポートはこちら


開催:隔週木曜日19:30〜21:00
場所:横浜桜木町 都橋マーケット内 BAR「はる美」
 JR桜木町駅からのアクセス→こちら

参加費:1500円(ワンドリンク付き)
各回限定:5名(要予約)

<スケジュール>
3/26(木)
『唐版 風の又三郎』第一幕
登場人物「夜の男」を追いかける

4/9(木)
内容未定

4/23(木)
内容未定

4/30(木)
内容未定

5/7(木)
内容未定

※事前に希望作品をリクエスト頂ければ
可能な限り対応いたします!!

---------ご予約状況----------
3/26(木)19:30 △
4/9(木)19:30 ◎
4/23(木)19:30 ◎
4/30(木)19:30 ◎
5/7(木)19:30  


お申込み:
karazemi@yahoo.co.jp
070-1467-9274(劇団携帯)

メール本文に以下の内容をご記載ください。
①お名前(おふりがな)
②ご連絡先(携帯番号・メールアドレス)
③ワークショップ参加希望日


※ワークショップの詳細や日程、場所など、
お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせフォームにご入力頂いてもお受付けいたします!

1/17(金)唐ゼミ☆第1回ワークショップでした!

2020年1月17日 Posted in ワークショップ
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↑横浜、日ノ出町近くにあるバー「はる美」でのワークショップ

こんにちは、新人劇団員、ちろです。
自己紹介すると大抵、「え?もう一回行って下さい」とか
「本名じゃないですよね?」とか言われます。
本名ではないです(笑)。だって、犬か猫みたいですものね・・・。
そういえば、昔、最初に私をちろと呼んだ友人は、愛猫家でした。
私が芝居を始めた場所、角替和枝さんのところでもこの呼び名を使うことにしました。
愛着もあるし、既に多くの芝居仲間からこの名で呼ばれているので、
このまま「ちろ」でいいかなあと思っています。
(名字が必要かなあと思うことがないこともないです)

さて、名前のことはこのくらいにして、昨日のワークショップについてお話ししましょう。
唐ゼミ☆、初のワークショップが開催されました!!
場所は桜木町駅と日ノ出町駅の間にある、昭和の香りムンムンの「Barはる美」。
初回は参加者2名でこじんまりと開催されました。Bar自体もとてもこじんまりです。
参加して下さったのは、唐さんの作品が大好きで、唐ゼミも何度も観劇して下さっている方、
そして「ジョン・シルバー」三部作を一挙に観て下さった役者さん。

まず、中野さんからの唐ゼミの始まりや今後の唐ゼミの予定について簡単にお話がありました。
その後、本読みをしました!

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中野さんの細かく丁寧な解説を受けながら、「ジョン・シルバー」の二幕の頭を
じっくり読みました。中野さんの脱線面白エピソードも含め、約2ページを
1時間くらいかけて読みました。
どれくらい細かくじっくりかお分かりでしょう?
2ページを1時間ですよ!

紳士と女(小春)。
まず、声を出して読んでみる。台詞の意味を一緒に考え、理解して、もう一度読む。
繰り返し繰り返し読む。どんどん台詞の持つ力や表情が変わってくる。
面白い。

未熟な新人劇団員の私は、参加者の皆さまと共に唐さんの作品に向き合い、
考える、とても有意義な時間でした。

「異常ではないんですよ、唐さんの世界は。異常な人は出てこない。
ただ、過剰な人たちが出てくる。」

昨日のWSで、一番印象に残っている中野さんの言葉です。
「だから・・・・・・・」
さあ、続きが聞きたい人、一緒に本を読んでみたい人、、
是非、サークショップにご参加下さい!!

多くの方にワークショップにお越しいただき、唐さんの作品、
唐ゼミ☆に興味を持って頂けたら嬉しいなと思います。

帰り道に参加者の方から、頭を沢山使いとても濃密な時間でした、
と感想をいただきました。

またお会いできるのを楽しみにしていますよ!
新規の方も、気軽にご参加下さい。(要予約!)
昭和の香りのする、Barはる美でお待ちしております。

ちろ