【ワークショップ情報】8月より『黒いチューリップ』!

2022年7月16日 Posted in お知らせ Posted in ワークショップ
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椎野です。
「唐十郎戯曲を読む」も約2年半が経過しました。
唐さんの戯曲を、声に出して読むことで
その魅力や、リズム感、そして内容理解を深めてきました。
初めは日ノ出町近くにある小さなバー「はる美」にて
ささやかに開催していましたが、
コロナを経てオンライン化が急速に進み
現在では、代表中野がイギリスよりワークショップを行い、
メンバーも様々な地域からご参加いただいてます。

最近では私はアシスタントとして参加していますが、
非常に実り多き時間であります。

本番を背負っている場合、「科白を覚える」ということのほか、
「この無理矢理な展開をどう無理矢理でなく通らせるか」
「小道具を取り出す場所はどこか(衣装にどんな工夫をするか)」
「小道具の後始末はどうするか」
「衣装に付着しても落ちる血のりは?衣装の素材はどうあるべき?」
など、頭から終わりまで上演するには考えなければならないことが
本当にたくさんあります。そしてその都度、考え、試作し、失敗し、再検討。
稽古段階から日々小さな改善と工夫が行われています。
そこに体力、疲れとどう付き合うかなど、
本当に頭と体をフルパワーで使い冷静さを欠いているように感じます。

しかしながら、このワークショップ。
ひとまず本番を成立させることは横に置いておいて、
登場人物の内面を想像したり、ト書に思いを馳せたり
作品が書かれた時代(事件や流行歌)を調べたり、
唐さんを取り巻く社会状況や唐さん個人の状況を調べ、
とにかく想像してみる。
こんな本読み時間が、私には非常に新鮮です。

来月8月からは『黒いチューリップ』を取り上げます。
戯曲を飛ばすことなく、全部を読んでいきますので、
じっくり考えながらの本読みが楽しみです。
ぜひ、ご参加お待ちしています。

生まれて初めて唐さんの戯曲を読んだ時は、
「これが登場人物の役名なのか?」
「この登場人物は人間なのか?化け物なのか?」
「本当にことを言ってるのか、嘘のことか...?」
と素朴な疑問満載でした。
そしてそれ以上に、この戯曲を実際に上演すると
なんでこうなっちゃうのかも(演出に衝撃がありすぎ)。
一緒にこの疑問と衝撃を味わっていきましょう。

ワークショップ詳細はこちら
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『黒いチューリップ』を読む(全10回)
中野WS2022_8トップ絵.png
8月3日(日)18:00
8月10日(日)18:00
8月17日(日)18:00
8月24日(日)18:00
※ 10月9日までかけて読み解いていきます。
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【参加方法】
このワークショップはZoom(オンライン)で開催しております。
参加方法は以下の2通りです。

1)本読み参加
 その場で科白を読んでいただきます。初めて科白を読む方でも大丈夫。
 楽しみながら声を出して読んでいただいています。
2)聴講のみの参加
 科白を読むのはちょっと恥ずかしい。声を出すとご近所が気になる。
 そんな声にお答えして、聴講のみの参加も可能です。
   
のいずれかを選んでご参加頂きます。

[ZOOM(オンライン)で必要なもの]
下記の環境が必要になります。
◆インターネットに接続したパソコン、スマホ
◆マイクとスピーカー(パソコン,スマホに内臓の場合は不要)
◆ウェブカメラ(パソコン,スマホに内臓の場合は不要・聴講のみの参加の場合、不要です。)

【参加費】
各日1000円
※前払いとなります。
「銀行振込」か「クレジットカード払い」が可能です。
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