10/25(日) 失敗続き(米沢)

2020年10月26日 Posted in 劇団員note

最近は作業をたくさんしていました。

いろいろはものをつくって、ミスもありました。

木材は一度切ったらやり直しがききません。

切りたい寸法より短く切ってしまったら

もう切り出せません。

なので、緊張します。

パソコンで文章を書くのとは違います。

失敗してもボタン一つで消去してやり直せます。


これはこのあいだの作業中の失敗です。

手持ちの電動ノコギリを使っていた時。

舞台セットを作るためには木の板を

きれいな直線で切断しなければいけません。

そのために使うのが、電動ノコギリ用の定規です。

普通の定規は鉛筆を沿わせて書けば直線が引けます。

電動ノコギリ用の定規も全く同じ原理で、

定規にノコギリを沿わせて切断すれば

真っ直ぐに木材を切断できます。

ですが、切るべき木材ではなく、

間違えてこの定規を切断てしまいました。

なぜ定規を切ってしうのか、

詳しく説明をするとややこしくなってしまうので省きますが、

普通の人は切るはずがないノコギリ用の定規を、

僕は切りました。

なぜなんでしょう。


それはちょうどその日の作業も終盤の夕方ごろであったので

疲れていたんだと思います。

みんな疲れている中でしたし、

明日もその定規を使ってたくさん木材を切り出さないといけないので、

かなりの痛手です。

その定規は市販のものではなく手作りなので、

もう一度いちから作り直さないといけません。

パソコンで文章を書いているときの用に、時を巻き戻せません。

大きなタイムロスです。

へこみました。


ツイッター用に作業風景を撮影している中に、

偶然、定規切断の瞬間が残っていました。


なんで撮ってるんだよ。


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他にも失敗が続くなか、椎野さんからこんな話を聞きました。

ストレスや不調のときには豚肉がいいそうです。

以前のゼミログで重村さんが1ポンドの豚肉を食べていました。

僕も体を回復させるために豚肉を食べたいのですが、

値段の安い鶏肉にしてみようと思います。

きっと鶏肉もいいはずです。

根拠はありません。


そんな話を作業中にしていたら、

鶏のささみをよく買うという劇団員から

簡単でおいしいささみの調理方法を教えてもらいました。

ささみのパサパサを打ち消すために、

逆にしっとり系の納豆や梅干しとあえるといいそうです。

皆さんもやってみたらどうでしょう。

 

食事にも気を付けつつ、稽古、テント設営、本番と乗りきります


10/21(水)紅テントで鷹さんに出会った/津内口

2020年10月22日 Posted in 劇団員note
一昨日の晩は、唐組を観に行ってきました!
初代紅テントの中に入るのは、2011年の大唐十郎展以来。
私よりも年上で、私よりもたくさんの唐さんのお芝居を見てきている大先輩のようなテントです。
展覧会では小道具を展示した部屋に吊らせていただいただけでしたので、
その中でお芝居を見るのは初めてワクワクしました。

台本を読んで受けた印象よりもコミカルで愛らしい登場人物たちと、飛び跳ねる水しぶき!
そしてクライマックスからのしっとりとした大人のシーンに...あっという間の2時間半でした。

テントの外で余韻に浸りながら禿さんを待っていると「お!サイトウ!鬼舞監!」と呼ぶ声が。
声の主は大久保鷹さん。私たちを見つけて話しかけてくれました。

鷹さんは最近このゼミログを熱心に読んでくださっているそうで、
「中野が毎日書いている文章、面白いね。そこに齋藤が入ってくるのももっと面白いね。」
「君たちももっと難しい作業をよこせって齋藤を突き上げてやったら良いんじゃないか」(10/18作業のジレンマ/齋藤 参照)
と嬉しい感想を伝えてくださいました。

鷹さんはこのコロナ禍で外出は控えているけれども、
「唐ゼミの又三郎は必ず観に行くよ、きっと面白くなる」と激励してくださいました。
鷹さんの期待はとても嬉しく、また同時に最近稽古ができず作業ボケしている私は身が引き締まる思いがしました。


今日も鷹さんがこのゼミログを読んでくださっていると信じて、私的なメッセージを。


鷹さん!風の又三郎、必ず良い芝居にします!!

それから、鷹さんに一つ謝らなければならないことがあります。

鷹さんが面白いよ!と肩を叩いて激励していた齋藤、実はあれ、齋藤ではないのです。
元劇団員のワダ・タワーなんです。
鷹さんが齋藤さんを褒めてくださるのが嬉しくて、私たち、言い出せませんでした。

ごめんなさい!


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(鷹さんと私。「明日は天気が良いみたいだから、西口公園に散歩にでも行こうかなぁ。噴水の前とか、その横の昔紅テントを建てたところを見てこよう」と仰っていました。そのお散歩、ぜひ同行させていただきたかったなあ。)


津内口

10/18(日)作業のジレンマ (齋藤)

2020年10月18日 Posted in 劇団員note
ここ連日、劇団員を中心に作業が続いております。
舞台セットのパネルはもちろん、中道具、小道具、衣装まで、
みんなでハンディラボで作業しています。
昔は屋外で作業していたことを思うと、この空間のありがたさが身に染みます。


唐ゼミでは、美術の鎌田さんからいただいた舞台セットの図面を、
一度僕が劇団員が作りやすいように、説明書のような作り方の紙を作成しています。

どんな感じか、私がデザインした青テントエントランスドアの図面でご紹介。

① 左のような参考資料から、右のような「絵」を作成
スクリーンショット 2020-10-19 0.31.11.png


② こんな風に全ての木材の配置や作り方を説明
スクリーンショット 2020-10-19 0.31.25.png



これを作成するのは、正直結構手間なのですが、
この説明書があるだけで、作業の時間も仕上がりも雲泥の差があります。

ちなみに、以前この説明書が間に合わず、①のような、そのままの図面を重村に渡してみたことがあります。
図工室の机だったと思うのですが、「これくらいなら3時間で作れるでしょう」と豪語していたのに、
作り始めてみたらうまくいかず、悩みに悩み、結果8時間かけて完成させました。
(ちなみにその翌日、演出の変更でその机はボツになりました。出来は良かったんですが・・・。)

そういう悲劇を2度と起こさぬよう、重村の1日を丸々無駄にしないよう、説明書を作成するのです。


これらの説明書の甲斐もあって、ここ連日作業が順調に進んでおります。
しかしそうなると、今度は僕の説明書の方が間に合わない。
結果、夜な夜な説明書を作成するハメに追い込まれます。


劇団員が作業を素早く終わらせ、少し誇らしげに「次、何やりましょう?」と聞いてくる時、
僕の心には

「おっ、スムーズに作業終了して偉いぞ!イイね!」

という気持ちと

「ちっ、スムーズに終わってんじゃねえよ。少し苦戦すればいいのに」

という、負の感情が生まれるようになりました。
本当、自分でもよくわかりません。


それでも、少し誇らしげに自分が作ったセットみている劇団員を見かけたりすると
作って良かったな、頑張ろうと思うのでした。

やるぜ!風又!

齋藤



10/6 (火) 台風の記憶 特別編② 〜 齋藤版

2020年10月 6日 Posted in 劇団員note

昨日の記事の続きです。)

さて、総出で台風対策を施し、劇団員は帰路につきました。

テント内は機材やセットなどで溢れ、空いているスペースは僕と中野さんが二人寝れるスペースがある程度。
最初はそこでゴロゴロしながら過ごしていましたが、夜も更け風が強くなり、いよいよな雰囲気。
「何かあったら起こしてくれ」と中野さんはすでに寝ており、
所在ない僕は、ソワソワしながら揺れるテント幕と、携帯の天気予報を眺めていた記憶があります。

そして深夜0時を過ぎたころから、とんでもない強風が吹き始めました。
強風が吹く時には法則があって、遠くで「ヒュロロロ」と甲高い音が聞こえたかと思うと、
浅草の街を抜け、数秒後にテントに到達、テントをぐらんぐらんと揺らします。
この予告のようなシステムが、より僕の緊張感を煽りました。

万全の台風対策をしたつもりでしたが、時間と共に様々な場所で綻びが出てきます。
具体的に書くと以下のようなことを30分間隔で繰り返していました。

1) 何か起こる(雨漏り、風で幕があおられる、ロープが緩むなど)
2)起き上がり、濡れたカッパと長靴を装着。
3)豪雨と強風の中、作業(主にロープの縛り直しと追加、雨漏りの下にある物を移動する、など)
4)作業終了後、しばらく観察
5)カッパと長靴を脱ぎ、寝床に入る。
6)しばらくすると1)に戻る。以後繰り返し。

定期的に生まれる作業が一人でも対応可能であったこと、
またロープワークができない中野さんを起こしてもしょうがない、
こんな観点から、僕はずっと一人で作業していました。
そしてこの繰り返しは、結果として明け方まで続きました。
中野さんはずっと寝てました。

ここで、一つ言いたいのが、「中野さんがずっと寝ていたから恨んでいる」というのは正確ではありません。
そうではないのです。


彼は、物音がしても、僕が作業に向かおうと準備していても、起きません。
なのに、僕が作業を終了させ、寝床に着く瞬間、必ず起きて、こう言うのです。

「大丈夫か? 何かあったか?」

そう、いつも彼が起きるタイミングが、常に作業が終了したあとなのです。
当然、そのタイミングではトラブルは解決しているので、僕はこういうしかありません。

「大丈夫です。」と。

それを聞いて再び中野さんは眠ってしまいます。

わざとやってんだろ?と疑うほど、このタイミングで目を覚ますのです。


だんだん腹が立ってきた僕は、
作業を始める前は、わざと騒がしく着替え、終了後は、息を殺して静かに寝床につくようにしてみましたが、
それでも必ず、起きるのは作業終了後。そして一言。「大丈夫か?」

こんなコントが繰り返され、明け方。
雨は止んだのですが、風はますます強くなりました。
テントの鉄骨が悲鳴のような軋む音を上げ、ずっと揺れています。
あまりにも危険と判断し、中野さんを起こし、落ち着くまで外で待機していました。
ぼうっと明るくなった空と風に暴れるテントの風景は、不安でいっぱいだった時間の終わりを告げる
文字通り「夜明け」として僕も強烈に印象に残っています。


この時のことをこんなふうに中野さんは書いています。

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尽くせる手は全て尽くした齋藤と危険を回避するためにテント外に出て、
しばらく天井のバウンドする青テントを眺めていた記憶があります。
(台風の記憶④より)
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そりゃそうです。この時しか起きてないんですから。

この夜と足柄での台風の経験から、
台風の恐怖と台風番の地獄が骨身にしみた僕は、
『夜叉綺想』での万全の台風対策を行い、小屋番に劇団員を徴用しました。
結果、外に置かれたポリロープも飛ばない、無風で朝を迎えるのです。


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台風の中、飛ばされなかったポリロープ(再現)


お分かりいただけたでしょうか。
これが僕の経験した、2012年6月19日、浅草の夜(恨み節)なのです。
改めて、こうして記憶を呼び起こしてみると、深々こう思います。

いろいろありました。
しかしながら、無事でよかった!

(齋藤)

10/5 (月) 台風の記憶 特別編 〜 齋藤版

2020年10月 5日 Posted in 劇団員note

こんにちは。突然の登場失礼します。
舞台監督の齋藤です。


皆様、最近の中野さんの連載記事「台風の記憶」、読んでいただいていますか?

今日のゼミログは、まずこれらのの記事を読んでいただいてから、お読みいただけると幸いです。


9/29(火)台風の記憶④〜2012年6月『木馬の鼻』浅草花やしき

10/3(土)台風の記憶⑦〜2013年7月『夜叉綺想』浅草公演



さて、これらの記事、読んでみて、みなさんどう思われましたか?

明らかに以下のようなニュアンスが含まれていませんか?


舞台監督の齋藤が、疲れて寝てしまった(という小さな失敗をした)中野さんに対して、

(恨みを込めて)戦力外通告をし、(そのトラウマから)心配性を振りかざし、

劇団員を巻き込み、(大袈裟な)対策した結果、空振りだった。


カッコ内は僕が補足しましたが、

端的に言えば、あの男は「齋藤がスベった」というニュアンスで文章を書いています!!



これについて、僕は異議を申し立てたいのです。



なぜ僕が過剰なまでの防衛を見せたのか、なぜ中野さんに戦力外通告を叩きつけたのか、

全ての原因は、中野さんと二人で台風に挑んだ、あの夜にあるのです。


中野さんも知らない、あの夜の真相を僕から皆さんにお話しさせていただきたいと思います。



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(余談ですが、この時のテントはテアトロの表紙にもなりました。)




時は2012年6月19日。台風の接近が迫る、浅草。物語はその日中から始まります。


この日、台風対策に追われている中、中野さんからこんな提案を受けます。


「台風対策を万全にした上で、俺とお前で二人で小屋番をやろう」と。

「役者に負担をかけられない、それに作業はできないけど、俺も一生懸命やるから。」と。


まず、前提条件として中野さんは作業ができません。

風が強いからといって、ロープを縛ったりほとんどできません。

それでは不安だし、本当に何かあった時に対応できないので、もちろん反対しました。


しかし、僕が放った「本当に作業してくれます?」の一言に、

「やるに決まってんだろ。疑ってんのか?」

とちょっとムッとしながらおっしゃたので、

僕は「ああ、失礼なことを言ったな。本気なんだな。」と少し反省をしながらOKしました。

劇団員にも「全員帰って大丈夫、俺と齋藤がなんとかするから。」と、少しヒロイックに話していたことが目に浮かびます。


そう、結果これがシンプルな前フリであるということを知らずに・・・。


(つづく)


先輩達の気配(熊野)

2020年10月 4日 Posted in 劇団員note
熊野です。

先日、重村さんがゼミログで書かれていたチラシの街置き、
僕の担当地域は、ここ数年の間ずっと新宿です。
唐ゼミ☆としては久しぶりの新宿公演ですし、
超満員のギュウギュウ詰めテント公演が難しい今だからこそ、
多くの人にやっていることを知って欲しい。
その想いで、
いつもならばヒヨって門を叩けずにいた
地下にある薄暗いバー
路地裏に佇む居酒屋
までも突撃しています。

そうすると、驚くほどに皆さん温かい。
快くチラシを受け取ってくださいます。
そして「唐」の字を見るや、ビビットに反応してくださいます。
流石は新宿。
唐さん達がずっと活動をされていた街ですから、
街に大先輩達の気配が色濃く感じられます


思いがけず所縁のある酒場や、
唐十郎ファンのお客さんに出会うこともあり、

「腰巻お仙を観た時に...」
「鷹さんが、ウチによく来ていたよ」
「シモンさんがさぁ...」
「李さんが...」
「根津はさぁ...」

と、突然現れた若造に対して
皆さん、本当に活き活きと当時の色々なエピソードをお話くださる!
いつまでも話を聞いていたくなる...。
中には、
「アイツにもし会うなら、金を返せと言ってくれ!」
という怒りをぶつけられた事もあり、
その時ばかりはチラシを受け取ってくださった御礼を告げ
足早にそのお店を後にしました。

これらのエピソードを伺っていると、
作品の魅力のみならず
人間的な魅力に溢れた人たちが集まっていたのだな
と思い到らせられます。


観に来てくれた方々に、
活き活きと思い出を語ってもらえるようにしなければ!
宣伝活動に出かけて、
新宿の街に漂っている大先輩達の気配を感じ
思いを新たに稽古に向かいます。


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9月21日(月)鼻と耳(米沢)

2020年9月22日 Posted in 劇団員note

最近の日ごとの気温差のせいで、鼻水がよく出ます。

鼻が環境の変化に敏感に反応します。

 

8月はあんなに暑かったのに、気候が変わり始めました。

でも天気予報みれば来週には30℃ぐらいまで気温が上がる日もあるようです。

と言っても「唐版 風の又三郎」の初日にはもっと気温が低くなっていると思います。

 

アメリカのデンバーでは9月の頭に、

あるの日の気温が33℃で、その次の日の気温が1℃で雪まで降ったそうです。

ニュースで見ました。

 

簡単なことで鼻が反応してしまうので、気温の変化は面倒です。

あまりにも暑い日に冷房をつけて、肌寒くなって鼻水が出ます。

部屋の気温が下がるのはいいのですが、鼻水が止まらないの面倒です。

 

温度変化だけではなくて、それ以外の環境の変化でも反応するので、

部屋の中から外に出たとか、逆に屋内に入ったとか、

ほこりがあるかないかなどの変化でもそうです。

 

今年の夏のある日の夜、稽古が終わって家に帰ると部屋が暑くて、

意味もなく冷房もつけずにボーっとしていたらなぜか鼻がムズムズして、

そのあと寝るまで鼻水が出続けました。

猛烈な暑さと鼻水が同時におそってきました。

 

今回の唐版風の又三郎の台本では「耳」の話題が出てきます。

http://karazemi.com/blog/cat60/58.html

中野さんもこのゼミログで触れています。

 

耳の穴でしたら鏡を使っても自分で見ることができないですし、

想像の余地があるような気がしますが、

鼻の穴というと鏡を使えばなんとか覗きこめますし、

穴が口につながっていることが感覚として分かります。

鼻の穴から入れた一本のうどんの麺を口から吐き出すという芸でも確認できてしまいます。

テレビで見ました。

 

でも、今、この文章を書いているうちに、鼻にも愛着がわいてきます。

 

耳でいうなら、僕は漫画家の鳥山明さんの描く耳が好きでした。

キャラクターの耳の形を見てかっこいいと思っていました。

ただちょっと、中に入るのは難しそうな耳です。


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みなさんは思い入れのある体の部位が何かありますか?

9/13(日)お茶の水実地見聞の旅(津内口)

2020年9月13日 Posted in 劇団員note

先日、禿さんに誘ってもらい、お茶の水に行きました。


『唐版風の又三郎』の三幕の舞台はお茶の水です。

唐さんは明治大学出身なので、とても身近な場所だったそうです。

私にとっての和田町みたいなものかなあ。

そう思うと、細部まで詳細に書かれた町の描写も納得です。


劇中のエリカの台詞にこんな記述があります。


「今日、お茶の水に行ってまいりました。陸橋の冷たい石に顎のせて暗い運河を見下ろし、あんたのために手を叩いたのよ。」


ということで、聖橋に到着した私たちも、エリカよろしく陸橋の石に顎をのせてみたのですが、

酷暑の夏、灼熱の太陽に照りつけられた欄干の期待を裏切る熱さに笑ってしまいました。

時期的にも正解のはずですが、真昼間だったのが敗因でしょうか。。。


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でも、思ったより緑が多いなあとか、確かに電車はエンコしそうだよねとか、

台詞に登場する町を思い浮かべながら過ごすのはとても楽しい時間でした。




他にも行ってよかったのは、ニコライ堂!


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(↑ニコライ堂。高台部分がわかる写真を撮り忘れる痛恨のミス)



美しい外観を見られたことはもちろんですが、特筆すべきはその立地。

というのも、こんな台詞があるのです。


「ニコライ堂が陥没したそうです。地面の奥にどんどん陥没してゆくそうです。」


インターネットで事前に見ていた写真ではわからなかったのですが、ニコライ堂は結構な高台に建てられていました。

これは確かに陥没する余地があるなあ!と納得。


充実の実地見聞の旅でしたが、後日中野さんのブログを読んで、

ジロー訪問の絶好のチャンスを逃してしまったことに気づき、悔しい思いをしました。

今も虎視眈々とジローチャンスを狙っています。


津内口

9/9(水) 多国籍講習(齋藤)

2020年9月 9日 Posted in 劇団員note
先日、「玉掛け」という技術講習を受けてきました。


言葉自体、あまり聴き慣れないとは思いますが、

クレーンなどの荷物を釣る際に、重さにあったワイヤーを選び、形状に合わせてワイヤーの掛け方を決めるといった、

荷物を吊るすために必要な技術講習です。


劇場などでも、重量のあるものを吊るすことが多く、また、今回の『唐版 風の又三郎』でも活躍することもあると思い

きちんと勉強するためにも先日受講しに行ってきました。


日程の都合上、インターで有名な海老名の学校に通ったのですが、

そこは外国人も受講可能なインターナショナルな学校でした。


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*テナントの組み合わせがなんとも言えない(ちなみに昔はラーメン花月もあったそうです)




僕のクラスは全15名中、日本4、中国6、フィリピン4、マレーシア1という、非常に多国籍なクラスでした。

授業は日本語で進行しますが、外国の方達には翻訳されたテキストと通訳の人がつきます。

つまり、授業が常に同時通訳されて進行するのです。

正面から日本語、左から中国語、右から英語、後ろからはタガログ語(多分)・・・。

コロナ対策で距離を開けて座っているために、音量も大きく、頭が痛くなりそうな状況で授業を受けました。



外国語対応がきちんとされてはいるのですが、一部そうでない部分もあります。

例えば、吊り上げる荷物の重さを測定するために、材質ごとの密度を覚えるのですが、

多国籍なクラスに対して、先生はバリバリ日本語の語呂合わせを教えてきます。


「鉛がイイヨ、鋼がナッパ、コンクリートはニッサン」(密度の語呂合わせ)


語呂合わせは海外に通用するのかどうか、むしろシンプルに数字を覚えた方がよいのでは・・。

という言葉が喉元まできましたが、「コンクリート ハ ニッサン」と大きな声で言っているみなさんをみて、

ぐっとそれを呑み込みました。


他にも


・通訳が勝手に通訳やめちゃう問題。

・教習所前に謎のフリーマーケット(商品の3割がシュノーケル)

・毎日行われる、駐車場についての注意と守らない外国勢

・段ボールの大きさを指を使って測る

・説明用の模型が、ティッシュの箱

・事務のお姉様たち、全員、ポルトガル語で会話

・事務のお姉様たち、全員、一般的な制服にビーチサンダルのコーディネイト

・教習ビデオが30年以上前のもの

・日本語がほとんど喋れない受講生マリオと頑固教官による物語。

 (「スパルタ実習」「緊張の試験」「合格後の感動的な和解」の三本立て)



結論から言えば、二日間の授業と一日実習、学科と実習の試験を経て、

無事に技能講習をおえることができました。

3日間でたくさんの事件があり、すごく刺激的な空間でした。



さて、『唐版 風の又三郎』もチケット発売になりました。

今日は主役の二人が濃密な稽古をしていました。zoom越しでも、面白くなるのがわかります。

それに答えるべく、裏方として準備に邁進しております!!

この免許によって、何かを吊ることができるようになりました。そう、何かを吊ることが。


是非お楽しみに!!



公演情報はこちらから




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*最後に事務所にあった多国籍な写真を一枚。


左から

日本製の竹笛、アジアンな笛1、アジアンな笛2、印籠、東南アジアの手彫りの置物、

そしてFBIの文字。このとき、後ろではポルトガル語が聞こえています。


9/7(月)前へ前へ。(ちろ)

2020年9月 7日 Posted in 劇団員note
立ち稽古が始まって、早3週間。

本読みで悪戦苦闘し、稽古場に立って
壁にぶつかりまくってボコボコの、ちろです。

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ダブルキャストの新木さん。頼りになる子です。

中野さんからのご指摘をなかなかクリアできず
毎回、いろんな意味で汗びっしょり。

でも、中野さんに、少し改善されたねと言われると
ちょっとだけほっとしたり、褒められて伸びるタイプの私(?)は
もっと頑張ろうと力が湧いてきたりする。(笑)

自分に足りないもの、出来ていないことを
ひとつひとつよく考え、実際に体を動かす。
この繰り返しを一生懸命やるしかない。

私は人の稽古を見ているのが大好き。
人の稽古をもっともっと注意深くみて
そこから学べることをしっかりつかみたい。

稽古場に大勢は集まれないため
シーンごとに最少人数集まっての稽古。
現場に行かれない人はZOOMで参加。
そういう現状。

実際に稽古場へ行くと、やはり映像での稽古と
生身の人間との稽古は違うということを感じる。

観劇と一緒ですね。劇場で観るのとオンラインとでは全然違う。
生身の人間たちが作り出すものを目の前で見るのって、やっぱり良い。
面白い。

今は半歩進んで一歩下がることも多々あり。
いつも前に進めるよう頑張ろう。


9/2(水) 背中(林)

2020年9月 2日 Posted in 劇団員note
稽古しています。
ZOOM参加の稽古が続いていましたが、
ようやく自分の登場シーンになり稽古場に行きました。

久しぶりに稽古場に行ってまず思ったのが
「背中!」でした。
というのも、ZOOMではすべて正面から見ていたので
ほとんど背中は見なかったのです。

そもそもせりふが通らなくなるし、
顔が見えた方がいいので、なるべくお客さんに背中は見せないことが多い。
けれど、同じ舞台上にいると背中を見ることは、かなりあります。


でも背中は意外と情報量が多い。
舞台上で喋りかける対象を変える準備とか
気持ちが変わった瞬間や、緊張感も、息を吸う動きもよくわかる。
登場人物というよりも役者の情報がどんどん伝わってくる。

そのくらい普通に見ていてもわかるのだから
正面から見ているお客さんにも膨大な情報が伝わってるんだと再確認しました。

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(今回、一番背中を近くで見るであろう鳳さん。)

集まれる機会も限られているので360°とにかく吸収して
日々すごしていきたいと思います。

明日からもまた稽古だ!!