3/14(日)オズの魔法使い(椎野)
2021年3月14日 Posted in 劇団員note
先日、息子とこの映画を一緒に見ました。
ドロシーに犬のトト、カカシ、ブリキの木こりに弱虫ライオンと
魅力的なキャラクターの登場に息子もウハウハ喜んでいました。
唐さんの作品『唐版 滝の白糸』にはこの映画の挿入歌や、
小人の登場など、設定が多数盛り込まれています。
『オズの魔法使い』といえば、もう一作。
忘れられない作品があります。
渡辺えりさんの作品『川を渡る夏』
私が見たのは2007年、まだ渡辺えりさんの劇団が
宇宙堂という名前で活動していた頃だったかもしれません。
その頃の新人試演公演でした。
17歳の頃から眠り続けた青年が10年後に目を覚まし、
過去の記憶を取り戻すべく自分の高校に向かうと、
死んだはずの小津(オズ)という叔父さんに出会う。
そして死者たちと出会える幻の国『オズの国』へと旅立っていく...
(ブログを書くにあたってあらすじをはじめて読みました)
という話なのですが、もう、ストーリーもよく覚えてないくらい、
瞬間瞬間の出来事、登場人物全員の振る舞いに
抱腹絶倒し、後にも先にもお笑い以外のお芝居というもので
笑いすぎて涙を流して呼吸困難になりながら観たという経験は
あの舞台以外ありませんでした。
ちゃぶ台の周りをうろつく犬(もちろん人が演じる)、
舞台の中心で気を吐いていた土屋良太さん、
完璧なアンサンブル、
ストーリーを考える暇もないほどのスピード感と
意表を突くような展開に我を忘れていました。
ああ、自分もあんなスピード感で、お客さんを振り回して
世界に引きづりこんでいきたい。ちくしょう。
そう思いました。
彼らが、恐ろしい練習量を重ねていたことは
火をみるよりも明らかでした。
「毎日毎日、ずっと稽古していた」
状況劇場の劇団活動についても、そう。
安保さんに伺ったことがあります。
素晴らしい舞台には、おそるべき稽古量があるのです。
『オズの魔法使い』、様々な作品に
インスピレーションを与えています。
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