5/8(金)来週こそ「耳」の穴に入るために
2020年5月 8日 Posted in 中野note
↑三木富雄さんの作品の写真を、ネット上より拝借しました。
いやあ、昨日は完全にペース配分に失敗しました。
最近は自らを律して、稽古の時にはなるべく予定通りに
事を進めるようにしているのですが、
昨日はついつい道草が過ぎてしまいました。
1日経ち、来週こそ「耳」の中に入るべしと言い聞かせています。
さて、その予習も兼ねてなのですが、
昨晩お伝えしたヴェルギリウスからの影響という私見以前に、
かなりダイレクトに唐さんに影響を与えたであろうトピックに
触れてみたいと思います。
それが、上に紹介した画像。三木富雄さんによる作品です。
三木さんは耳にテーマにした数々の作品で有名な彫刻家です。
残念ながら41歳の若さで亡くなってしまいましたが、
その作品の数々に唐さんがインスピレーションを得たことは
間違いないように思います。
三木さんは、現在も唐組の公演チラシの表紙を飾ることの多い
美術家・合田佐和子さんとご夫婦でした。
かつて状況劇場に在籍し、後に映画・演劇評論家になった
山口猛さんが紅テント時代を振り返った著作に、
確か、「耳の三木さん」との交流も描かれていたはずです。
人間の身体に常に興味を持つ唐さんのことですから、
これらをヒントにすれば、
あとはもう、耳の中があの世への入り口となるのも簡単です。
足の親指なんかもそうなのですが、
ずっとじいっと見つめていると、身体の一部は
妙な、不思議な雰囲気を漂わせはじめます。
ぜひ隣りにいる人の耳の穴を、まじまじ覗いてください。
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