3/7(月)ウエストサイドストーリー/林

2022年3月 8日 Posted in 劇団員note
かなり久しぶりに映画館にて、映画を観ました。
2021年版、「ウエストサイド・ストーリー」。
もとの映画は1961年、名作と呼ばれる、あれです。
(説明するまでもないですが)

1961年版の映画のサントラは持っていて、よく聴いてました。
がしかし、映画は見たことがなく、曲を聴きながらなんとーなーく、
「マリアに会いたいんだな。」
とか
「ジェッツね。ジェッツ。」
とか。
なんともお粗末な妄想だけして、なかなか観れておらず。
今回は、2021年版からでもいいからみよう、と映画館に行ったのでした。

呑気に「あーこの人かっこいい」と観ていた人が殺されて、
その後も思った以上に悲劇的な展開でした。
(説明するまでもないのですが)

そんな私のお粗末な妄想を恨みつつ、
その帰り道に色々調べたり、サントラを聴きました。


高校生の時にこのウエストサイドストーリーの楽曲を作った
レナード・バーンスタインがCD収録をしているメイキングを
観たことがあります。
(私は勘違いしてたのですが、この時の収録、
映画のための収録かと当時は思っていたのですが
全く別で、オペラ歌手たちが集まり、CDを収録したものでした。)

UCBG-9241_SCD_extralarge.png

主役の二人を ホセ・カレーラス、キリ・テ・カナワが歌っているものです。
映像に現れたバーンスタインはポロシャツで、タバコをくわえ、
なかでも覚えてるのが、
バーンスタインとホセ・カレーラスがバチバチだったことです。

テイク数も100回を超え、「あー、もう!」「走りすぎ!」
と、バーンスタインの顔が歪む。
カラーラスも、無言。なんなら涙目。
でも「休憩!」と声がかかると、
怒り気味に楽譜を乱暴に取って立ち去る。
見ているこちらも、おうおうおう。。と、
お腹が痛くなってくるような気分でした。

その記憶と共に、2021年版を観て、1961年のサントラを聴き、
バーンスタインの収録映像を観て、
残すは1961年の映画!

2021年版は、初めて観たこともありますが、面白かった。
指を鳴らしながら集団が街を闊歩し、急にステップを踏む。
その違和感を感じつつ、あまりのキレの良さに最終的にかっこいい。

1961年のサントラは、バリバリバリ!!という音が聞こえてくるくらい
前に進むし、リズムの刻み方が細かくハッキリしてます。

高校生の時に観たメイキングのCDは、全く雰囲気が違い、
テンポはゆったりしていますが、色んな音が厚く贅沢に聞こえてくる感じ。

同じ作品を別の時代に演者や奏者がかわり、それを観られるのは面白いです。
1961年の映画を観て、また新たに発見がありそうです。
ウエストサイドストーリー、つづく。

トラックバックURL:

コメントする

(コメントを表示する際、コメントの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。その時はしばらくお待ちください。)