7/31(日)ニーナシモンよ。/林

2022年8月 1日 Posted in 劇団員note

先月の話になるのですが、平泳ぎ本店の公演
『俳優の魂/贋作 不思議の国のニポン演劇盛衰史』を観に行きました。

主催、松本一歩さんの作・演出でした。
こだわりの詰まった各シーンは、俳優たちが言葉を巧みに操り、時には大胆なフィジカルで組み上がっていました。

その中にある『不自由劇場』のパートで歌う曲『ウェルカム上海』の編曲をしました。

曲を作るのをやってみたかった、というのもあり、やりますよ!!!
っと返事はしたものの、この『ウェルカム上海』、ジャズなのである。

ジャズの基本的な音の知識がないため、編曲をしようとしても、音を聞き取るのに時間がかかる。


その時の参考にしたのが、ニーナシモン。
安直...!
歌があって、ジャズピアノ、、ニーナシモンだ!
安直!!

とあるニーナシモンの動画を見たときに、
私は思い出したのである。
ピアノの先生によく『弾く前に、どんな音を出したいか想像してから弾きなさい!』

というのも、私は座ってからすぐ弾き始めるから、よく指摘されていた。
コンクールなんかは、会場を響かせる、みたいな余裕は無く、とにかく早く弾いて帰りたかった。(だから座ってすぐ弾くというわけでもないが)

他の出場者が、座ってから天井を見たり、目をつぶって深呼吸してるのが凄すぎて怖かったくらい。

がしかし、数年ぶりに見たニーナシモン。
歩いてきて速攻弾き始める。
『ニーナシモン、めっちゃすぐ弾いてるじゃん』

色んなやり方あるよね、そうよね
と思いつつ、でも確かに歩いてくる時点で既にニーナシモンは明らかに曲への集中力全開の目をしていた。

私がすぐ弾いてたのとはわけがちがった。。!


と、こんな風な寄り道をしていて私は

聴きまくる日々、途中で(あれ、こんなことやってる場合じゃないかも、、)
と、思ったりもした。

そんなこんなで、やはり時間はかかって迷惑をかけてしまった。。
一歩さんも、歌ってくださった俳優の方もぎりぎりまで待ってくださり、
曲をお送りしたら、あっという間にモノにしてくださっていてすごかった。

チャンスをくれた松本一歩さんに感謝です。

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Nina Simon _ I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free


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