2/27(日)シニア企画が佳境/津内口
日本の劇場はまだコロナウイルスに戦々恐々としています。
公演が中止になったり、延期になったり。
私も最近は劇場の仕事でPCR検査の手配に明け暮れています。
私が今担当しているのはシニア企画2つ。
1つは「綾瀬シニア劇団Hale」。劇団 山の手事情社の倉品淳子さんに
プロジェクトリーダーを務めていただいています。
もう1つは「チャレンジ・オブ・ザ・シルバー」で、プロジェクトリーダーは
言わずもがな世界的ダンサーの安藤洋子さん。
どちらも年度末を迎え、作品創りが佳境に入っています。
参加者の最高齢は90歳(!)。
感染は命に関わりかねませんから、予防対策には特に気を遣います。
なので、本来ならばお客さんを入れた舞台で公演をしたいところですが、
今年はぐっとこらえて、映像の作品を製作していただいています。
それぞれの女性リーダーの作品創りには私自身俳優としても学ぶことが多く、
頻繁に稽古場に通っています。
先日も2週間後に本番撮影を控えた綾瀬シニア劇団の稽古場に出向きました。
稽古場はとても良い雰囲気。
休憩時間を削ってそれぞれのパートを合わせたり、互いに見合って意見を交換したり。
1年前にはみられなかった光景です。
倉品さんに「劇団」をつくっていただいたんだなあとしみじみ思いました。
今日はチャレンジ・オブ・ザ・シルバーの撮影です。
安藤さんは、ダンスで「表現をする」ということはどういうことなのかを
体と言葉で伝え続けているような気がしています。
そのアドバイスは時に厳しく高度ですが、少しずつ確実に習得している
シニアの皆さんの鋭さとバイタリティーに毎回驚かされます。
どちらも思うように稽古時間や場所が用意できなかったり、
制作として歯痒い思いもあります。
しかし、シニアの皆さんが輝く瞬間を捉えられるように
精一杯サポートしていきたいと思っています。
津内口
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