4/28(月)『唐版 風の又三郎』2幕 リーディングWS 3日目(最終日)

2025年4月28日 Posted in ワークショップ
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↑皆さん自主的に、配役によって席の配置を工夫されていました
写真は、2幕ラストの織部がエリカの血を吸うところをどう見せるか
という説明をしているところです


今日は最終日3日目。
『唐版 風の又三郎』2幕をリーディングで通しました。

進行は下記。

13:00 要所の確認。劇中歌。せりふの掛け合い。
13:50 物語の進行上、重要な高田の肉をめぐる箇所の調整
14:15 休憩
14:30 通し本読み
15:30 休憩
15:45 修正
16:30 皆さんの感想を聞く

まず、『エリカの花散るとき』との絡み、劇中歌へのキッカケ、
劇中歌伴奏での歌唱、皆さんで畳み掛けるようにせりふを言うところ、
を繰り返し練習。

次に、この『唐版 風の又三郎』は1幕からずっと
「エリカによる高田探し」を軸にストーリーが進行しますので、
2幕で特に重要な「高田の肉」を扱うところ、エリカが肉を喰い、
さらに、そのエリカの血を織部が吸うシーン、を重点的に確認しました。

せっかく通しでやるのですから、全体を俯瞰で見た時の要所を
押さえながら部分を読み込んでいくことが大切だからです。

最後まで読み切って皆さんとお話しするのに時間をオーバーしてしまった
前回の反省を活かし、今回は時間に余裕を持って通し読みを始めました。
かかった時間は1時間。

終了後は、いくつか上手く読むコツを伝えながら手直しをしました。
気になったのは、感情表現を優先するあまり、何を言っているのか
不明瞭になってしまうところ、周囲で喋る人とのボリューム差があり
過ぎて聞こえないところだったので、そういう箇所を中心に
直していきました。

これで、もう一度みなさんに通しで読んでもらうとぐっと
良くなると思うので、それは今後に工夫したいところです。

せりふというものは、極限すると「大きな声で」「棒読み」
というのが基本だとつくづく思いました。まずは、そうしたところから
正確に言いこなしていって、その上で感情表現がスパイスのように
彩りになる、というのが理想だと感じます。
そうすると、ことばが立ち、人物が立ち、物語が立ってくる。

次回、3幕をやったら、完成度も追求したい、追求できると思いました。
『唐版 風の又三郎』3幕は9月です。その前に『少女仮面』全篇を
6月末〜7月頭にかけて行います。

今回、参加してくださった皆さんに感謝します。

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