2/11(木)ワークショップレポート(佐々木)
皆さんこんにちは。
今日2月11日は、唐さんの81歳のお誕生日です。
そして中野さんと椎野さんの娘さんのお誕生日です。
おめでとうございます!
それでは10日のワークショップのレポートをしていきます!
今回は、ヒロインの奥尻銀杏(おくしり-いちょう)が登場するシーンからでした。
自分の盲導犬ファキイルを探す、影破里夫(えい-はりお)の歌の途中、
銀杏がコインロッカーの330番の前に立ち、鍵穴につめられた爪をマッチの火で燃やします。
破里夫はその焦げた匂いを嗅ぎつけ、銀杏に話しかけます。
破里夫 もし。
女 がまんしてね。
破里夫 もし。
女 こらえてね。
破里夫 ええ。あの____
女 しばしよ。しばしの間なの。
破里夫 こりゃ、何の匂いですか?
女 爪です。
という部分があります。
突然ですが、皆様は女が破里夫に話しかけたのは、
どの台詞からかわかりますか?
答えは、会話の最初、ではなく「爪です。」という台詞からです。
(私も誤読していました。悔しい!)
では、女は何に向かって前半の台詞を言っているか、
それはロッカーの中に閉じ込められたあるものに対して話かけています。
中に何が入っているのか、本当は次週の範囲ですが少しネタバレをします。
ロッカーの中には、銀杏の思い人からのラブレターが入っています。
彼女はそのロッカーを開けようと爪を鍵穴に差し込み、爪が折れてしまい、
またその爪を燃やしてを繰り返しながら、ロッカーを開けようとしているのです。
会話の前半は、そのラブレターに対して優しく声をかけているのですね。
『あたしから離れたものは皆死骸です。
残ったのは、今生きているあたしだけでけっこう。
あたし、残骸。』
という台詞がありますが、
この『今生きているあたし』というのも、
ロッカーの中にあるラブレターの事を指します。
つまり、"このラブレターをやり取りしていた時だけ、私は生きていた"
という事です。(私はまだその気持ちはわからない...)
なぜそんなに大事なものが、ロッカーの中に閉じ込められているのか、
一体、誰が閉じ込めたのか。
次回以降の範囲なので、気になる方は是非ワークショップに参加してみて下さい!
来週も破里夫と銀杏の会話が続いていきます。
その中で明らかになってくる銀杏の過去。
来週もよろしくお願い致します!
(唐さんのお誕生日なので赤テントの写真を載せてみました。)
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