4/26(土)『唐版 風の又三郎』2幕 リーディングWS 1日目

2025年4月26日 Posted in ワークショップ
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今日は1月以来の対面ワークショップ開催日。
皆さん、集まるのが早くて驚きました。
13:00スタートなのですが、12:15頃から集まり始め、
いかにハンディラボがアクセスの良くない場所にあるとはいえ、
すさまじい真面目ぶりです。

皆さんが集まって、お昼ご飯を食べながら話し合ったり、
劇中歌の練習をしているところなど、勤勉極まりなし。

全体には、下記の進行でした。
13:00 自己紹介
13:15 配役
13:30 1幕の振り返り
13:50 休憩
14:00 『ヴェニスの商人』学芸会リハーサル
15:00 休憩
15:15 スケバン姉妹の乱入
16:00 休憩
16:10 エリカと肉と織部
16:55 終了

おひとりを除いて全員が1幕からの継続参加されていますが、
1幕の復習は念入りに行いました。特に基礎設定の確認は作品理解に
欠かせません。

・自衛隊は男色が当たり前
・高田三郎の飛行機乗り逃げ事件により5人が自衛隊をクビに
・教授と三腐人は帝國探偵社に勤めて、私設の自衛隊学校を展開
・「夜の男」は女性が好きでエリカを追いかける
・エリカは高田三郎に惚れており、彼の遺体に近づくために男装する
・エリカは帝國探偵社に乗り込んだ際に風の又三郎を名乗る
・織部は精神病の青年であり、友だちは岩波文庫の風の又三郎
・織部は男装のエリカに、現実化した又三郎の姿を見る
・エリカの名乗り、織部の誤解がたまたま「又三郎」で一致
・その偶然を利用し、エリカは又三郎のふりをして織部を味方にした

と、まあ、こんなところです。

これらを押さえておくと、例えばスケバン姉妹が帝國探偵社に
入ってきた時の三腐人のリアクション、夜の男の姉妹への暴力性
といった要素をすんなりと理解できます。

劇中劇『ヴェニスの商人』のくだり、エリカが語る高田との
御茶の水での出来事には、かなり時間を費やしました。
特に後者は、せりふで描かれている情景を細部まで思い描く
ことで、設定や物語が伝わります。

エリカと織部の会話が、どう行き違い、意気投合し、
また距離感がうまれるかも、丁寧に押さえました。

明日は、航空兵たちが高田の乗り逃げについて再現する場面から
再開します。

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