3/9(土)今日は晴れて、手直しの日

2024年3月 9日 Posted in 中野note
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↑足元のちょっとした段差が身体に入ってきている。そういう感覚が
自由な演技を支えます


今日は晴れました。
ここ4日間は天気が崩れ、この先を考えると2週間天気予報を見るもの
嫌になるくらいでした。けれど、こうして晴れて、まだ最高気温は低い
けれど、陽射しによる暖かさは戻ってきた。
現在の私たちにとって、大きなこと。

先月2月に最高気温22℃という日があり、
内心、こいつは楽勝だ!などと思っていましたが、
3月からはやはり相応なので、やはり最後まで気を揉みそうです。
晴れたら晴れたで花粉症との闘いがある人もいます。
テントや野外劇の宿命です。

さて、肝心の稽古。
今日は昨日の通し稽古の結果を受けて、細部を手直ししていく日でした。
みんなの発声を抑え目にして、休憩も多めにとり、1幕からコツコツと
直していきます。群なして登場する鉄仮面たちの場面では、やはり
お互いにかなり視界が制限されるために、発声の前の予備動作を
大きめにして息を合わせます。こういう工夫をして皆がピタリと
合うのを見ると、やはり人間は素晴らしい感覚を持っていると思う。

↓これをかぶりながらいかに視野を確保するか、お互いの気づきや
知恵をシェアしてアンサンブルを改善
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また、中道具の配置も変えてみます。
ひとつ物の配置を工夫すると他の様々な箇所に影響するので、
それらも実地に検証しつつエンディングまで進行させ、6時間弱やりました。

さらに、居残りで個々別に残ってもらいせりふの工夫。
みんなと一緒にやるとそれだけ負担がかかるので、こういうのは個別に
やって、落ち着いて理解し、身体を連動させていってもらいます。

明日で若葉町ウォーフでの集中稽古もおしまいです。
当然、全幕通しをする。今日の工夫が結実することを願いつつ、
夜は夜で劇団員だけの作業をしています。


↓少しの出番、短いせいふをどう活かしきるか、印象を濃くするための工夫
こういう役が活きてくると劇がハネる
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