11/2(火)ワークショップレポート(佐々木)

2021年11月 3日 Posted in 唐十郎戯曲を読む『少女仮面』

こんにちは。佐々木です。

大変お待たせ致しました。

今週からワークショップレポートは私が担当致します!

今月の作品は『少女仮面』

本日は二回目でした。


先週ラストに触れた劇中歌『あの人に会ったら』からスタート。


あの人にあったら、そっと言ってほしいの

乙女の花が枯れたって

月経帯に千代紙はったって

女が一人うたったって

でも、あの人はもう来ない、きっと来やしないのよ

だって、あたしゃ皆既日蝕


この曲はかなり曲調が明るい。タップダンスまでしています。

楽しい曲かと思いきや歌詞の内容は初老の女が

私は貴方を想って一人でいるよ。

と歌っている切ない歌です。


唐さんは若い頃の方が意識が老いていたとご本人もおっしゃっていたそう。


さて、舞台である喫茶〈肉体〉

喫茶店に就職したはずなのにタップダンスを踊らされる

というパワーハラスメントがあります。

よく考えたら絶対におかしい!


その喫茶店へ寄る

ここが大スターのいるお店

ここで気に入られて芸能界デビューするんだ!

と、緊張しているヒロイン貝と老婆。

東京の箱入り娘と古い記憶の老婆の2人が必死に宝塚を求めて、やっと見つけた肉体。


そして、この戯曲には演劇用語がいくつか飛び交います。

それは、鈴木忠志さんに向けて書いた作品であるからからです!

唐さんの洒落でもあり、茶化しているようでもある。


貝と老婆は春日野に会うことはできるのでしょうか?

来週もよろしくお願い致します!

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(のどかなベンチで読みました。楽しい本だなぁ!)


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