11/16(火)新たな本棚がくる

2021年11月17日 Posted in 中野note
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『黒いチューリップ』の掲載された「海」は懐かしく、
現在より情報の乏しかった学生時代にやっと手に入れて台本を作りました。
いつか書籍に入って欲しい台本の筆頭です。

現在、11/17(水)AM2:36。
16日の夕方に届いた本棚を整理し始め、ようやくひと段落つきました。
もちろん、ずっとかかりっきりだったわけではなく、
食事や風呂や、飛びかかってくる子どもの相手、
新たな本棚を導入するために生じた旧の家具の解体など
そんなことをしながら現在に至りました。

これは、かなり愉しい作業です。
特に本棚の一番良いところに唐さんのコーナーがデンとしています。
単行本のみならず、今回は特に戯曲が初掲載された文芸誌や演劇誌を
並べたくて整理整頓を開始しました。

これで、気になるたびに行っていた段ボールをひっくり返す作業とも
おさらばです。簡単にアクセスできるために、探すのを面倒がって
もう一冊買ってしまおう、などという営みからもこれで開放されます。

思えば2017年あたりから、私の段ボール積み上げ生活は始まりました。
6ヶ月を過ぎたサネヨシが棚という棚を荒らすようになり、
KAATでの仕事が始まった頃から、劇団をどのように続けていって良いか、
ちょっとわからなくなっていたのです。

室井先生のおかげで引っ張りに引っ張ってきた元唐十郎研究室から
徹底した引っ越しを計画したのも同時期でした。
新たな本を買う、唐さん関連の本が手に入る→唐研の本棚に突っ込む、
という流れを十数年にわたって実践してきましたから、その量は膨大で
めまいがしました。

それが、Handi Laboとの出会いから第一段階の落ち着きを見せ、
2019年には再びテント公演ができるようになりました。
2020年の始まりとともにやってきた新型コロナは今も厳しいけれど、
リモート環境が整備されたおかげで、オンラインWSも盛んになり、
来年イギリスに行っても、遠隔で行う劇団メンバーとの唐作品探求を、
着実に継続できそうです。

自前の唐さん関連書籍の中には、これまで実家の本棚に溜めて
しまっているものもあります。今度帰省して、これは送り返したい。
自分で買っただけでなく、これまでに多くのファンの方から
頂いてきたもの、チラシやチケットといったものもあります。
今後はこのゼミログで紹介していきたいと思います。

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