2/14(土)憧れのアイルランド
2026年2月14日 Posted in 中野note
↑アイルランド人作家 リアム・オフラハティ
Liam O'Flaherty(1896-1984)
吉本興業所属で、神奈川県大井町の笑顔特派員・スベリィ・マーキュリーさん、
魅力ある方です。さすが、西湘の人気者。いろんな方がスベリィさんを慕って
おり、いろんな飲食店にサインが飾られていて、ずっと気になる存在でしたが、
ご一緒できて、ありがたい方でした。
公演の後は、帰りに都内に寄ったので、本を買って帰りました。
最近は、アイルランドに憧れています。
ロンドンにいた頃、行ってみたかったけれど叶わなかったのが、
アイルランドへの訪問でした。飛行機は動いていて、しかも50ポンドに
充たない金額でフライトできたとしても、年末になればなるほど鉄道やバスが
ストライキに突入して、ついでに郵便や医療機関や教育機関まで含む
ゼネスト状態になってしまって、空港にたどり着くまでに5万円は
かかってしまう事態に見舞われました。
今から考えれば、日本からのエア代を思えばタクシーに300ポンド突っ込んで
でも強行すべきだったのかも知れませんが、当時の自分にはそれだけの
勇気が出ませんでした。
これまでは、ジョイスとかイェイツや、もちろんベケットを読んできましたが、
最近は、リアム・オフラハティやショーン・オフェイロンが気に入っています。
日々、短編を読んで、時には繰り返してきましたが、ちょうど去年に
オフラハティの代表作『飢餓のアイルランド』の新訳が出たばかりと知って
早速に買いに行ったのです。
それにしても、アイルランドが生んだ作品には、その困窮を背景に、
片道切符の移民の話がしばしば出てきます。アメリカに渡って、二度と
故郷の土を踏むことはないであろう、とか。新大陸を目指し、家族と決別
するつもりでいたが、乗船直前で、やはり思いとどまってしまった、とか。
思いとどまったところで、元の進退極まった生活が待っており、進むも地獄、
退くも地獄であるわけですが、子どもらが片道切符のアメリカ移住を決行し、
家族がそれを見送って呆然とする物語など、身にしみて感じ入ります。
ロンドンにいた頃、40歳でジャマイカからやってきて半世紀が経つという
お婆さんと、The Albanyのプロジェクトでよくご一緒しました。
腕に「JAMAICA」という文字の入ったリストバンドをされていたのを、
思い出します。世界にはさまざま生き方があると、体感させてくれた
お付き合いでした。
そういった感動をひっくるめて、いつか、ダブリンを訪ねてみたいと
切望しています。
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