6/11(水)渡辺えりさんの『少女仮面』を観てきた

2025年6月11日 Posted in 中野note
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↑豪華パンフレットも貴重な資料!

今夜は下北沢のザ・スズナリに行き、渡辺えりさんの『少女仮面』を
観ました。えりさんの上演は持ち前の演劇愛を全開にして、
小空間にめいっぱい演奏やダンスを取り込んだ上演でした。

これまでに観たことのない演出がいくつもあって、
えりさんの発想力に唸らされ、それから、『少女仮面』という作品には
未知の可能性がいくらもあるのだと教えてくれるものでした。

楽器の演奏もたくさんあり、それらがアコースティックに奏される
ことも、ナマの力を信じるえりさんの信念と思いました。
そういう風にナマの人間の力にごったがえしていながらも、
エンディングをはじめとして、一気にドライで冷徹な演出もあり、
その落差に驚かされました。詳しくはネタバレなので書けませんが、
冒頭に「腹話術師」がいう「鉱物の時代」に世界が収束したような
エンディングがあるのだと、教わったように思います。

演者として、素敵な人はたくさんいましたが、
コワモテの印象があった川村毅さんが実に可愛らしい「老婆」を
演じられたのには驚きました。ああ、頼りになる、それでいて
健気な、少女のようなお婆ちゃんだ、と。

えりさんが永遠の演劇少女であることは知っていましたが、
川村さんまでもがそうであったとは!

夜遅くに帰宅したら、6歳の娘が「風邪をひいた。喉が痛く眠れない」
と起き出してきたので、一緒にアニメの動画を観て過ごしました。
少女は応援しないと!


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