6/14(土)嵐と祭

2025年6月14日 Posted in 中野note

今日は関内ホールに行き、上のイベントを手伝いました。
グローバル化した現在よりも、欧米に最接近していた戦後の横浜が
感じられるコンサートでした。

後半トップでミッキー吉野さんがエディ藩さんに捧げる弾き語りをして、
中村裕介さんが『横浜ホンキートンクブルース』の途中で、
「あれ!オレ、歌詞まちがえた?」なんて中断しながら会話して、
それで笑いながら立て直したりする。立て直す時の熱の入れ方が
カッコよかった。

夜は大雨になったけれど、うちの近所で行われる橘樹神社の祭は
盛況で、深夜に帰ったら金魚が二匹泳いでいました。

最近、届いた文芸総合誌「海」の1970年11月号に
深沢七郎さんと唐さんの対談が載っていて、これは期待して
読みましたが、不発に終わった感がありました。

唐さんが万年町を武器に「庶民」を語ろうとしても、
やはり「庶民」に通じている深沢さんは動じない。
なんだか唐さんがジャブばかり打って終わってしまった、
噛み合って盛り上がることのない平行線の10ページでした。

でも、ちょうど『愛の乞食』初演の頃にこの対談が行われており、
深沢さんが観劇後の感想を喋っていて、当時の舞台が想像できました。



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