1/10(土)8歳という段階
2026年1月10日 Posted in 中野note
明日から『下谷万年町物語』が始まりますので、
資料を最終チェックしています。
物語という点についてこの台本はさほど難しくはないのですが、
昭和23年に実際にあった街並み、事件、風俗をもとにして書かれた
台本なので、そのあたりのことを端的にご説明できたら良いと
考えてのことです。
当時、上野に集まっていたオカマやさんが、現在の同性愛の人々と
どう違うのか。当時の浅草がどれほど賑わっていたか。
万年町という区画が実際にどんな暮らし向きで、周りの街の人たちから
どう見られていたのか。そういうことがわかると、物語のなかに
入っていきやすくなります。
また、1980年の執筆当時の唐さんが昭和23年を振り返って
書いている点も大切です。40歳の唐さんが、8歳の自分を思い起こし
ながら書いた、というわけなので、両方の年齢の主観が入り乱れます。
8歳。小学校2〜3年生という年齢です。
いま、うちの子どもたちは6歳と9歳で、彼らを通じて8歳だった
唐さんの主観を思い浮かべるにはちょうど良い年齢です。
お正月以来、私はNetflixで公開になった『特命係長 只野仁』を
作業の合い間に必死になって見ていますが、息子はこれが気になって
仕方がないようです。他方、椎野によって「特命係長はエロすぎるから
やめなさい」と、私と息子に言い渡されました。
そういう刺激的なものを、小学校中学年はどう受け止めるのだろうと
思い浮かべるのはたのしいことです。唐さんの場合は、隣近所が男娼で、
ヒロポンで、刃傷沙汰までいくわけですから。
明日から、8歳と40歳の世界です。
↓今も北上野にある「万年町」の名残り。電柱に残っています
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