6/7(土)『住み込みの女』の次と、次の次
2025年6月 7日 Posted in 中野note

↑実はちゃんと読んだこと、ありません。表紙がひたすら気になります
5月下旬に始めた『住み込みの女』があと一週間ほどで読み終わります。
バブル期の、可愛らしい物語であることが分かってきました。
唐さんとしては珍しく「夢」を正面から扱った劇でもあります。
唐さんの劇は一見すると幻想的に見えて、実は現実的な落としどころを
きちんと用意しています。そのあたりを見分けると、もう一つ面白くなる。
けれど、これは正面からファンタジーを展開しています。
乙女チックでファンシーでもあります。
年間に4つの台本を集中的に読めたら良いと思っています。
今年は『電子親友』『住み込みの女』ときまして、次は何にしようか
考えています。
1970年代作品で気になるのは『糸姫』です。
唐組公演の『眠りオルゴール』のもとになった『糸姫』の真の姿を見極める
ことに興味があります。
1980年代だと『ねじの回転』です。
状況劇場末期の作品だというだけであまり話題にならない作品です。
だからこそ気になる。唐さんが絶好調だったは言えない頃の作品ですが、
そういうところにも輝く瞬間が必ずあります。ロンドン滞在を経て、
イギリス文学原作系が気になるようになったのも理由のひとつ。
どっちからいくか。
あまり語られることのない劇ですが、観た方から証言を集めたいものです。
トラックバック (0)
- トラックバックURL:
コメントする
(コメントを表示する際、コメントの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。その時はしばらくお待ちください。)