7/5(土)『少女仮面』ワークショップ 3日目と劇団作業

2025年7月 5日 Posted in 中野note
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↑唐ゼミ☆メンバーは早めに集合して、『少女仮面』の舞台装置を綺麗に
しました


今日は先週末に始めたお客様向け『少女仮面』ワークショップの
3日目でした。今回から全4回にしたので、通し稽古前の追い込み、
というところです。

おもしろいことに、前々回、前回とやってきた『唐版 風の又三郎』WS
とは変化があります。これまでは全3日間で一気にやってきたので、
あっという間だったのですが、今回は中5日間の休みが入るので、
ご参加のKさんが、ご主人が経営されているお店のたい焼きを
プレゼントしてくれました。

これまでも、ご参加の方にはいくつもの差し入れを頂戴してきましたが、
先週の休憩時間に話題にあがった品物を持ってきてくださり、
そこでたい焼きづくりのご苦労も伺っていたので、頂きながら
そのエピソードも合わせて楽しみました。お互いがどんな生活を
しているのか合間に伺って、少しずつ人間関係ができる楽しさがあります。

一方、夏風邪が流行っているそうです。
この暑さと冷房環境が皆さんの体力・免疫力を奪っているのかも
しれません。皆さんの回復を祈りつつ、少人数なので、それぞれの
方々に踏み込んだ稽古や話を自然にすることにしました。

読んだ箇所としては、
春日野が貝とのリハーサルを重ねる中で徐々に心を許し、
自分の老いや孤独について打ち明け始めるところから始まり、
最後までいきました。特に3場中盤で春日野と貝が延々と喋るところは
『少女仮面』最大の難関です。春日野が何を打ち明けようとしているのか、
それを貝はどう受け止めているのか、ここにズレがあるところが、
この劇の中で、実は春日野八千代を名乗っていただけのただの初老の女に
起こる悲劇なのです。

苦労して会話劇を作った後は、劇中劇的に展開する終盤の
看護婦や甘粕大尉の場面の面白さをたのしみました。
最後には、唐ゼミ☆の米澤や琴松も防空頭巾の女として劇に参加して
だんだん全体の発生も大きくなっていきました。

明日で最終日です。

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