8/15(金)ふたつの通し稽古
2025年8月15日 Posted in 中野note
↑全員いそがしかったので写真がありません。ポスタービジュアル!
各地で貼らせてもらったポスターは、この間の大雨や強風に耐えて
いるでしょうか
ジョギングを終えてシャワーを浴びつつ、風呂掃除もしました。
こうしたことは気になった時に刈り取っておかないと、
劇場入り後、本番中の疲労度が増します。
予定が混んでくると、どうしても日常生活が疎かになりがちですが、
周囲が散乱してくると、やはり疲れますから。
放っておいても早く起きてしまうので、できるだけのことをしています。
10:00に集合し、通し稽古に臨みました。
急な坂スタジオは10:00に開館ですから、みんなで施設が開くのを
待ちながら話すのはたのしいものです。
11:00には初回ニューウェーブ組の通し稽古を始めなければ予定が
立ちいかない。だから、あそこをこうしよう、ああしよう、という話を
扉の前でやっている。和気藹々ですが、必死でもある。
本番が迫っている実感が湧いてきます。
稽古場が開くとすぐに準備を始める。
10:30には歌練習をして、10:45頃から昨晩に思いついた修正を一点だけ
行いました。時間がかかってしまったので、予定より遅れて
11:05に通し稽古スタート。
パワーよりもスピードを重視し、意図的な間や所作ごとの他は、
できるだけ一息でせりふを言うようみんなにお願いして臨みました。
上演時間100分弱。12:45に終了。
13:00には同期の桜組のみの面々も集まってきました。
次の通し稽古は14:15開始の予定で準備していきます。
この間、1回目の通し稽古のみの参加の出演者とは小さく車座になって、
直すべき点について話をしました。
そうこうするうち、次の組が予定より早く整ったので、13:30に歌練習し
14:00には通し稽古スタート。
ここでもやはり、大声を出すより俊敏性を重んじるよう頼みました。
上演時間95分。15:35終了。
稽古終了時間の16:30まで時間が取れたので、時間をとって
具体的な改善点について話すことができました。
皆は、通し稽古だから発声には力を入れず、スピードを追求したのだ
と思ったでしょうが、実際、本番でも同じようにやってほしいのです。
劇の進行が常に観客の脳内処理の半歩先を行き、観終わった後に
各シーンが後追い的に殺到する。目の前で起きていること自体はきちんと
因果関係があり、後から振り返った時につながりが感じられるよう
精緻に組んである。要は、役者が役柄を通じてきちんと生きた姿が
走馬灯のように甦るようにつくりたい。そう思ってのことでした。
去年、105分かかった上演を、短くしたいと願ってきました。
各所で力が入りすぎ、もたついていたことを反省してきました。
みんな、やればできるのだから。
余計に力まず、ここぞという時のために力を抜いて先へ先へと場面を進め、
それで捻出できた時間を使って勝負どころは存分にやる。
そういうことが、今日はよくできていました。
なんとか間に合った。やれやれ。というのが偽らざる実感です。
負荷をかけたので、早めに解散してよく休んでくれることに期待しつつ、
自分は次の予定へ。明日は稽古場の片付けを荷造りし、
日曜に劇場入りするための積み込みをします。
『少女仮面』を頭いっぱいに詰め込みつつ移動し、当日券で立ち会った
新国立劇場『ナターシャ』の世界初演には、かなり当惑させられました。
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