6/23(月)『黄金バット-幻想教師出現-』本読みWS 第10回
2025年6月23日 Posted in 中野WS『黄金バット-幻想教師出現-』
↑これが怪タンク。黄金バットの敵役であるナゾーが繰り出した兵器
モグラ・タンクとはだいぶ違うが、タンクはタンクである
『黄金バット-幻想教師出現-』もあと残すところあと2回となり、
物語の筋道がはっきりしてきました。こうなるとスイスイ進みます。
まず、先週に続く「都議会議員(役名:議員)」と
「教育委員会5人(役名:委員)」らの追い込みにより、
「ブドリ」の正体がハッキリします。「ブドリ」は単なる低能の
キャバレー・ホステスでなく、文京区にあるスパルタ学校の教師
「綾取(アヤトリ)先生」であったらしいのです。
「綾取先生」として厳しく生徒に接するうち、その一人を死なせて
しまった。その反省から、ホステスとなってからも「中学6年」を
名乗り、ラジオの講座を聴き、「三上丈先生」に私淑し、「タキザワ」が
信奉するところの女教師「黄金バット」にも共鳴してきたのです。
が、「議員」や「委員」の手引きで死なせてしまった生徒の
「母親」が現れると、「ブドリ」がずっと続けてきた反省そのものが
遺族にとって迷惑だと告げられてしまいます。生徒のお墓がある
お寺に送った手紙も「母親」には傷を上塗りするものに過ぎなかった
のです。
落ち込む「ブドリ」を「タキザワ」が励まします。
「黄金バット」のマントを渡し、反省を続ける「ブドリ」、
理想の教師とは何かを問い直し続ける「ブドリ」を新たな「黄金バット」と
勇気づけます。
「ブドリ」は励ましに応え、「黄金バット」になるべく、
自作した「モグラ・タンク」を呼び出します。これは、紙芝居
『黄金バット』に出てくる「怪タンク」に影響を受けたもので、
ドリルの付いた小型戦車が地中を自由に行き来し、空と大地を自由に
駆け回れるようにするものでした。
すると、「教育委員会」の正体が露わになります。
耳を切られまいとバケツをかぶっていた5人の「委員」は、
実は「鎌いたち」「オドロ」「ペンペケ」「蛇つかい1」「蛇つかい2」で
あったのです。地中にうごめく「メメズの介」が「ヒサコ」を殺された
と言って怒り、主人公 vs 敵役の乱戦が発生します。
そして、「モグラ・タンク」の撤退に合わせて舞台が空っぽになる。
誰もいない舞台に「ブドリ」が戻ってきたところ、自閉症児の
「ヤドカリ・ミサ」との対話が始まる寸前で昨晩は終わりました。
次回は、2週に渡る『少女仮面』対面WSを経て、7/12(日)の
開催です。「ブドリ」が教師としていかに再生できるのか。
唐さんが恩師に捧げた『黄金バット-幻想教師出現-』が完結します。
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