9/9(月)モデルはネモ船長

2024年9月 9日 Posted in 中野WS『『煉夢術』
Vingtmillelieue00vern_orig_0325_1.jpg
↑『海底二万里』の挿絵より。オルガンを弾くネモ船長

昨晩は『煉夢術』本読みWSの最終回。
しかし、レポートは明日に回します。
なぜかといえば、『煉夢術』に何度も出てくる重要なモチーフ、
「沈没船から聴こえるオルガン」のネタもとが判明したからです。

それは、唐さんの大好きな『海底二万里』。
ジュール・ヴェルヌの代表作です。
言わずと知れたネモ船長、そして潜水艦ノーチラスを愛してやまない
唐さんは、21世紀になって『行商人ネモ』を書きました。

潜水艦の中にあるネモ船長の豪華サロンには、パイプオルガンが
設られているのです。そして折に触れ、船長はオルガンを演奏する。

『海底二万里』の続編『神秘の島』で、船長は亡くなり、
ノーチラス号を棺として海底深く沈んでいきます。
これが『煉夢術』にインスピレーションを与えたことは、
まず間違いないでしょう。この発見が本読みWSの最終回に間に合って
良かった。そのようなわけで、昨日は冒頭にこの事実を参加者の
皆さんにご報告しました。すごくスッキリして良い気分です。

このモチーフは、他にも映画『ガラスの使徒』にも影響を与えています。

トラックバックURL:

コメントする

(コメントを表示する際、コメントの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。その時はしばらくお待ちください。)