9/9(月)モデルはネモ船長
2024年9月 9日 Posted in 中野WS『『煉夢術』
↑『海底二万里』の挿絵より。オルガンを弾くネモ船長
しかし、レポートは明日に回します。
なぜかといえば、『煉夢術』に何度も出てくる重要なモチーフ、
「沈没船から聴こえるオルガン」のネタもとが判明したからです。
それは、唐さんの大好きな『海底二万里』。
ジュール・ヴェルヌの代表作です。
言わずと知れたネモ船長、そして潜水艦ノーチラスを愛してやまない
唐さんは、21世紀になって『行商人ネモ』を書きました。
潜水艦の中にあるネモ船長の豪華サロンには、パイプオルガンが
設られているのです。そして折に触れ、船長はオルガンを演奏する。
『海底二万里』の続編『神秘の島』で、船長は亡くなり、
ノーチラス号を棺として海底深く沈んでいきます。
これが『煉夢術』にインスピレーションを与えたことは、
まず間違いないでしょう。この発見が本読みWSの最終回に間に合って
良かった。そのようなわけで、昨日は冒頭にこの事実を参加者の
皆さんにご報告しました。すごくスッキリして良い気分です。
このモチーフは、他にも映画『ガラスの使徒』にも影響を与えています。
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