2005年総決算
2005年12月30日 Posted in 2006以前
2005年1月から活動を始めていた劇団唐ゼミ★。
1月29日に行われた“唐十郎退官記念公演”は、二部構成で行われ、一部では唐十郎教授×扇田昭彦対談。二部では、唐ゼミで行われた唐さんの戯曲8本を、公演当時の映像と戯曲の一部を実際に演じて見せる形をとった。
2005年3月に、近畿大学にて、“唐十郎フェスティバル”が開かれた。唐ゼミは「少女都市からの呼び声」を再演。椎野、渡辺以外キャストを総入れ替えしたこの公演は、真冬の中、青テントをひるがえし行った。
2005年4月から劇団唐ゼミから劇団唐ゼミ★へと名前を新たに、活動を開始。唐さんが退官された事を受け、一つの独立したプロ集団としての活動をはじめた。
2005年6月。劇団唐ゼミ★と銘打って打つ公演として初となる特別新人公演「煉夢術」が行われた。
劇団唐ゼミ★を構成する劇団員は、すでに大学を卒業している者と、学生が約半々で構成されている。特別新人公演と銘打ったこの公演は学生を中心とした公演となった。
横浜国立大学、新宿サニーサイドシアターで公演されたこの公演は好評で、連日満員となる公演となった。
2005年9月に、新国立劇場制作による「新国立劇場THE LOFT公演」が行われた。「黒いチューリップ」と「盲導犬」と日替りで行われたこの公演は、7月の炎天下の中、作業がすすめられ、8月に「黒いチューリップ」に出演するオーディションを合格したメンバーと合流し、公演を行った。
前売り券発売と同時に完売となったこの公演は、急遽、追加公演が組まれ、劇団員は、嬉しい悲鳴をあげることとなった。
二週間連日公演(間に一日休演日あり)という、今までに経験した事の無い長い公演は、劇団員を、更に鍛え上げていく事になった。
<Toshinobu Adachi>
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