コートダジュール・二日目

2004年7月 4日 Posted in 2006以前

チーム・コートダジュールによる盲導犬、二日目。すなわち横浜国大公演最終日である。
初日と同じく100人をこえる人々を迎える。「ジョン・シルバー」から2ヶ月、夜7時間近になっても空の青さが残る季節となった。

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「盲導犬」の人物関係は複雑である。一人一人が複数人とかかわり、その間にはのっぴきならない事情がありそうだ。誰もが自由に真剣に誰かに語りかける。それは時に重く深く、時に滑稽で可笑しく、哀しい。

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この日は、満月だった。偶然、観客に満月の光がしっかりと届いたその時ファキイルがあらわれたのだった。まさに犬狼ファキイルの出現、と、語ってくれた人もあった。

破里夫はヒロイン奥尻銀杏の名前についてこう語る。「オクシリンコスはナイルの猛魚だ。銀杏は東大病院の森さ」銀杏は答える。「破里夫さん、あたし化け銀杏よ。」
今週末唐ゼミが訪れるのは東大・駒場。
観劇に来る際は銀杏の木と着物姿の美しい女に御注意下さい。


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