春、闇、花
2004年11月11日 Posted in 2006以前
本日、『黒いチューリップ』のゲネプロが行われました。
唐教授の前で行う、横浜国大公演直前の最後の準備です。
物語の主題を織り成してゆくケイコ、エコー、サワヤカ、春太。彼等の物語に巻き込まれ、また自らの意思を持ってアンチテーゼを持ち込む泡小路、サキ、菊池。そして、全ての登場人物が何らかの形で目にしてゆく、黒いチューリップと、黒い女・ノブコ。
登場人物の声を聞いていくと、誰もが多重構造をなしている人物のように感じます。強さと、脆さが、交互に何重にも積み重なって、その言葉は一定の響きを持ちません。
明日を口火に、イトコにハトコと増えていくチューリップの株は、毎回違う色の花を咲かせます。
全八回公演、『黒いチューリップ』、まもなく開演です。
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