唐十郎フェスティバル(2) 〜蒼テント展開
2005年3月15日 Posted in 2006以前
<近畿大学キャンパス内に展開された蒼テント>
唐ゼミは、3月4、5、6日の三日間、蒼テントでの公演であった。テントを県外に展開したのは始めてのことだ。それまで蒼テントは、横浜国立大学、横浜沢渡公演、戸塚高校で公演を果たしてきたが、ホームである大学からこれほど離れた場所で展開させたことはない。同時に、三月の初旬にテントを展開させて公演を打つのも始めてのことだ。前回の公演『黒いチューリップ』が十一月での展開させたテント内があれほどの寒かったにもかかわらず、三月ではどれ程の寒さになるのか。想像はするのだが、実際の天気、気温とも自然次第である。
<三月半ばに建てられた前回の紅テント内>
唐ゼミは、前回の『少女都市からの呼び声』で紅テントを展開させ、舞台装置の仮組みを行い、舞台美術を行った。それは、一昨年の三月のことである。その経験は、今回の再演に際して、三月がどれ程寒いのかの想定に役立った。
寒さ対策として、よくレジャーなどに使われる保温用の銀のシートを敷き、ストーブを10台近く用意した。十分といえないが、必要最低限の暖をとることができた筈だ。足りない暖は、舞台上の役者の熱気によって保ってもらうことしかない。劇団員はまさしく、ホンモノの寒さと対峙していた。
<客席全体に銀シートを敷く>
(Toshinobu Adachi)
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