煉夢術スタート
2005年4月29日 Posted in 2006以前
役者はセリフを完全に頭にいれて、演じる。それに中野が演出を付け、試行錯誤しながら演技を組み立てて、戯曲の構造を浮彫りにしていく―それが唐ゼミ★の立ち稽古だ。
立ち稽古開始三日目。六月公演予定の「練夢術」は二部、九場構成だが、今日の稽古は一場を更に強化、二場を組み立て、三場は後半を中心に組み立てた。
一場は土岐泰章演じる男の長ゼリフ。ここは一昨日と昨晩の深夜に練習したせいか、方向がかなり固まってきていた。土岐は秋の新国立劇場で上演する「黒いチューリップ」で、膨大なセリフ量と多くの長ゼリフをこなさなければならないため、この冒頭のセリフを自分のものにすることは、その時への布石にもなるはずである。
二場、三場は二年生二人(老人役・小林佑基と、町の男役・伊吹卓光)が大役に抜擢されて投入されたこともあり、まだまだ手探り状態。今後どのようなシーンになるのか、非常に楽しみだ。
こうして、遂に始動した「煉夢術」。今週末から作業も開始され、本格的に動き出す。劇団・唐ゼミ★としての初の公演はどのような形になるのか…暖かく見守っていただきたい次第である。
田村 団
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