第「0」回

2005年5月19日 Posted in 2006以前

7月上旬の発表を目指して現在練習中の『煉夢術』ですが、
この発表というのは、新国立劇場公演の前段階としての「特別新人公演」であり、
劇団唐ゼミ★の「0回公演」にあたるともいえます。
大学での公演も予定されており、
6月にはまたあの蒼テントが私たちの前に姿を現すことでしょう。


本日、その『煉夢術』の稽古もようやく第2部に入りました。
第2部の舞台は第1部の舞台である「町」の入り口・十字路です。
稽古場に新しく設置された「十字路前」と書かれた古びたバスの標識が、
その場面を物語っていました。

…行ってしまったオルガン弾きを追いかけて、町に入り込んだ男。
そんな自分がどこから来たのか、
記憶の向こうをたどるシーンとしての「十字路」。
それは誰もが心に持つ原風景ではないでしょうか。

また、第2部の冒頭ではもしかしたら
どこかで見聞きしたようなシーンが出てくるかもしれません。


これから夏ということもあり、
稽古場はとどまる所知らず…といった具合に、
ますます熱くなりそうです。

〈関 緑〉


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