雨は作業の大敵です。

2005年7月25日 Posted in 2006以前

あいにくの雨が今朝は降っていました。
雨は作業の大敵です。
外で作業をすることを基本とする唐ゼミ☆では、
1日雨が降ると室内で出来る作業にせっせと取組みます。

ここ数日は、急ピッチで『黒いチューリップ』で使われる一幕のパネルを作っています。
明日は外形の完成を目指します。
明後日から二幕に使われるパネルを作っていくことになります。
それが終わったら、『黒いチューリップ』の三幕、『盲導犬』で使われるパネルの作成をしていきます。

ざっと考えて、かなり厳しい中での作業です。
大道具を考えただけでも、物量的にかなりの数になります。
衣装、小道具も限られた時間と経費の中でのやりくりになります。

大道具、衣装、小道具と安く仕上げるならば製作をするのですが、
製作するには、時間が必要になります。
時間を気にするならば既製のものに手を加えたものを使用します。
しかし、値段はかなり高くなります。
このバランスを取るのは、需要と供給のように優れたバランス感覚が必要です。
判断を見誤ると、取り返しのつかないことになります。


やはり、どんな公演でも楽はさせてくれません。
楽をせずに苦労すればするほど、舞台にも気が宿ることでしょう。
執念で作られた舞台が、
我々の鎧となり、吐く台詞が刃となることでしょう。

唐ゼミ☆の新国立公演は、8月27日より前売り開始となります。
もう暫くお待ち下さい。

<Toshinobu Adachi>


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