台風はすぎされど…
2005年7月28日 Posted in 2006以前
今日の気温は三十度を超えた温度となった。
アスファルトの焼けた臭いと照り返しに頭がくらくら。
そんな中を作業を開始。
朝から始まった作業は日が変わるまで行われています。
ですが、終わりが未だに見えません。
舞台美術に手をつけることも、仕掛けを作っていくこともままならず、
只ただ、舞台の大道具を叩くのみ。
前回の公演で作り上げたスピードより遥かに速い速度で作り上げているにもかかわらず、
作業量は減っているという実感がわきません。
本当に終わるのだろうか?
そして、舞台美術には手をつけていけるのだろうか?
そんな絶望的な気持ちにさえなってきます。
八月に入って一週間ほどしたらば、いよいよ稽古開始です。
稽古が開始されれば、舞台作りもままならなくなります。
まさに今が舞台のたたきの正念場。
ここでの頑張りが舞台の出来に大きく関わってきます。
まず、自分たちが自信を持って送り出せる舞台を作ることが出来るか。
今はそれだけしか考えられません。
納得できるものを作るため、我々劇団員は今は叩くしかありません。
何事も一歩一歩です。
二歩三歩と欲張ればってみても、現実は変わりません。
今ある時間をどれだけ有効に使えるか。
学生とは違う、ひとつの劇団としての実力の見せ所です。
<Toshinobu Adachi>
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