着々と時間は流れ、黙々と叩いてます。
2005年7月31日 Posted in 2006以前
『盲導犬』の大道具の製作が始まった。
『盲導犬』は、『黒いチューリップ』の三つ舞台で物語が展開されるのと違い、一つの舞台で展開していく。
そのため、『黒いチューリップ』が三幕、三つの舞台装置を作るのに対して、
『盲導犬』は一つの舞台なので非常に製作に時間がかからないように思われる。
だが、『盲導犬』では、『黒いチューリップ』の舞台と違い、
大道具自体に大掛かりな仕掛けをする。
通常のものを作るよりも仕掛けのために時間がかかってしまう。
しかも、一つ間違いを起こせば、それだけ時間は必要以上になくなっていく。
時間に追われている我々にとって、一つの失敗は今後の作業にも大きく関わってくる。
何としてでも、良い流れを自分達で作っていかなくてはならない。
そのためにも、些細な間違いをどこまで無くていけるかが鍵を握る。
疲労が蓄積していく中では、些細な間違いは往々にしておこるのだから。
大きなうねりを自分達で生み出すために、
又、明日も大道具製作にとりかかる。
舞台美術により多くの時間を割くためにも、
確実に手早く作業をしていくこと。
わかっているけど、なかなか出来ないものだ。
<Toshinobu Adachi>
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