開眼せよ! よく見、よく考え、実行に移せ!!
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さて、大道具作りですが、ついに作業予定から遅れはじめました。
天気のせいではなく、劇団員の疲労がピークなせいでしょう。
作業スピードが落ちてきています。
実際、舞台監督補佐の新堀航は、「舞台が出来るのが先か、自分達が倒れるのが先か…」
と危惧しています。
現在、ゼミログを書いている私も、疲労回復をしたつもりで作業を行っていたら、
カッターで手を切ってしまうようなこともありました。
舞台監督補佐から、「何か危なっかしいな」と、いわれたばかりでした…。
自覚症状のない疲れがたまっているせいもあるうようです。
身の回りのものを整理整頓せよ
さて、ストレスをためにいために重要になってくるのが整理整頓です。
演出・中野敦之は、この点についてスペシャリストです。
彼が常に口にするのが、「干渉を無くせ」です。
ちょっとしたことが作業にストレスを与えます。
このストレスがたまればたまるほど、疲労の度合いは強くなります。
例えば、パネルを作る作業をしていたときに、
道具を取りに行く為、動線に物が置いてあれば、避けて通らなくてはなりません。
切ったり叩いたりする道具があればよいのですが、
他の人がもって行ってしまえば探さなくてはなりません。
釘をばら撒いていれば、それを集めなくてはなりません。
……などなど。
そういった具合に小さなものが重なれば、それだけストレスになります。
ちょっとしたことをサボるだけで、ストレスがたまるのですから、
少しのだから労力を惜しむべきではありません。
一つの作業が終わるごとに道具を所定の位置に戻したり、
切り屑を片付けるだけで、ストレスは緩和され、
実際の作業もはかどるはずです。
ですが、少しの労力を惜しむ傾向にあります。
疲労がたまれば、この傾向が強くなります。
これをよしとするのが、大多数です。
ですが、この少しの労力を惜しむことで、
劇団員同士のぶつかり合いを起こしてもマイナスになるだけです。
今は、まだそのような衝突はありませんが、
人同士がぶつかっても何も良いことはありません。
小さなストレスをためないように、
お互いに気を使う余裕を生む作業をしていきたいものです。
そのためにも整理整頓は、第一歩ではないでしょうか?
まだまだ、いたるところに干渉を無くす為のヒントは隠されています。
直ぐに分かることに目を瞑らず、もう一度開眼しましょう!
<Toshinobu Adachi>
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