いよいよ稽古まで秒読み開始!

2005年8月 8日 Posted in 2006以前

唐ゼミ★の稽古がはじまろうとしている。
音響の田村団(たむらまどか)は稽古のために曲の準備をここ数日、作業を休んでしている。

作業の方であるが、
明日は、久保井さんが唐ゼミ★にやってこられるので、実際に舞台を組んでみる。
前回仮組みをしたときから、色や汚しなど、手を加えてからは初なので、
どのような感じになっているか楽しみだ。
「盲導犬」の舞台を最初に組み、時間があれば「黒いチューリップ」の舞台を組んでみる。
舞台監督補佐である新堀航(しんぼりわたる)は、
まだ一度も組んでいない「黒いチューリップ」の舞台がどうなっているか、不安を抱えている。
それは、劇団員が抱えている不安とも相まっている。
おそらく明日は時間を何とか捻出し、組んでみることになるのではないだろうか。

大きな作業は、秘密兵器といってもよい”例のもの”を作るだけになった。
後は、舞台美術を日々丁寧に進め、必要なこまごましたものを作ったりすることになる。
作業が大道具制作から、舞台美術になってきた。

舞台美術が、いよいよ正念場になってきた。


○小さいけれど力持ち
古川望の妹、愛子さんが唐ゼミ★の手伝いに顔を出してくれた。
東京の大学に通う彼女は夏休みの時間を使って、
多忙な姉の手伝いにやって来たのだ。
姉さんの望さん同様、かなりてきぱきと小回りのきく印象を受けた。
劇団員の兄弟が手伝いにきたのは、
二年ほど前に、前田裕己の弟、拓哉くんが紅テント建ての手伝いにきた以来だ。
嬉しい限りです。

お姉さんの古川望さんだが、唐ゼミ★になくてはならない人員の一人だ。
作業において、彼女の存在があるのと無いのとでは、大きな差がある。
以前、彼女不在のテント建ての時には、
あまりの手際の悪さに小屋監督を努める新堀をあきれさせたこともあった。
事前の準備の周到さ、事後の片付けを最後までやり遂げる姿は、見習うべきである。
またサポートにまわってもらった時には、作業スピードが上がることは請け合いだ。
そして、今回は舞台美術に関わるものを作り上げている。

唐ゼミ★の中で一番小柄である彼女は、
役者としては、椎野裕美子、禿恵に隠れているが、彼女達とは違った実力の持ち主だ。
今回の公演では「黒いチューリップ」にメインで登場するので、要チェックしてみて下さい。


<Toshinobu Adachi>


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